概要
前回の考察ログ「歴史と文化から天孫族を洞察する」で深掘りした、天孫族・シュメル・バビロニアについて別の側面から考察。2015年に直感していた「真相解明の鍵は、漢字でなく音」を検討。さらに「文明基盤の交換、数学という基礎概念」について思うことを検証。音と数学をキッカケに、文明基盤である思考様式・行動規範を洞察。歪曲、乗っ取り、上書き、分断、秘匿によって混沌としている文明を解き明かすための記録。
論点・要点
論点は「天孫族とは誰で、文明基盤は何か」であり、考察の要点は以下。
前回考察した「天孫族の文明基盤はアヌンナキの遺伝マインド」という結論を前提に、これら2つの要点から論点を解く。要点の再統合が結論・解決策へと再構築される。
言語と音で知る、天孫族の文化
天孫族の文化。そのコアを支えるのは音であり、音は言語のコアである。それは波動文明と表現することもできるが、ここでいう「音」の定義は想像以上に広義。文明基盤のコアは複雑系の振動である。
ここから、天孫族の基本である「言霊」を技術的に考察していく。
あらゆる文化を取り込んだ結果、日本語はよくわからない言語へと変化し、本質的な意味はおろか、その技術的な側面まで損なわれてしまった。現在使われている日本語は、いわゆる「コトタマ」ではなく、単なる残滓であり、記述系に劣化した。その意味で英語と同じ。
天孫族がアヌンナキ系統、もしくはその遺伝マインドをいくらか実装していると仮定した場合、天孫族が「音」を技術的に使える遺伝子(覚醒前の種子)を持っていることは明白。それは量子的な電磁環境から古典的な電磁環境までを網羅する、マインドのプログラミング言語であり、情報エネルギーである。
これは推測の範囲を出ないが、シュメル文明やウバイド文化において、記述・記録系の言語と意思疎通系の音は別だったと考えられる。原始的なテレパシーも非可聴領域の音や振動であり、それは「形の錬金術」において距離の制約を受けない。量子共鳴としての音とはそういうことである。
つまりコトタマ・ゲンレイとは、電磁テックであり、マインド技術におけるプログラミング言語のひとつである。前述の通り、それは「形の錬金術」を使って用意された「グリッドに作用する音・電磁的な手段」であり、要はネットワーク・プログラミング(の一部)なのである。
ただし、このプログラミング言語は情報理論・技術のように情報とエネルギーを分離しない。なぜなら両者は同じものだからである。ゆえに五十音のひとつひとつが情報エネルギーであり、マインドのオブジェクト・インスタンスということになる。あくまで「インスタンス」というところが重要。
オブジェクト・インスタンスには動的にプロパティが付与できるので、現代のようにあらゆる文化(思考様式・行動規範)を取り込んでも、ホログラフィックな原型を残したままでいられる。このマインド技術における仕様が、伝統的な母音の扱い、数秘における基礎数字の算出として伝承されている。
情報技術、特にクラウドコンピューティングや仮想化技術において、オブジェクトのインスタンスとは、仮想マシンの起動を意味する。これはストレージ領域に保存されているイメージ(遺伝)テンプレートから複数起動されるヒューマノイド・インスタンスのようなものである。
ここにエゴシステムのプロパティ、個別化された意識、個人情報(歴史)などが統合され、個性化された仮想インスタンス(アバター、劣化版の自分)として地上の仮想宇宙というプラットフォームに起動されるのが転生術式の基本仕様である。その起動元のオブジェクトを魂やソウルと表現し、オブジェクトが参照する意識のノードが、本当のあなたである。
このテラフォーミングにおける複雑な情報エネルギー処理の劣化版・実用版のようなものが、コトタマ・ゲンレイ(言霊)である。意味は漢字そのものであり「コミュニケーションのためのマインド技術」となる。要は個別化された意識が魂を通して人間装置を実装すると仮想宇宙を体験できるのと同じように、言葉もフラクタル仕様なのである。
なぜ、このようなテクノロジーが可能なのか。
理由は複雑だが、概念は非常にシンプル。意識がマインドを実装することで魔術的結界(システム境界)を操作することができ、それが巨大な宇宙を構成しているように、そのいわば「物理仕様」を仮想宇宙と言霊という「論理仕様」に翻訳しているため。これは情報技術における、物理サーバーに仮想環境を構築する手法と概念的には同じである。
このように、技術的側面から天孫族の文明基盤である思考様式・行動規範を考察するとき、この仮想宇宙を構築し、人間装置を設計したアヌンナキの高度なテクノロジーが、広義の「音」をベースにしていることが理解される。ゆえに天孫族は魔術的な意味の概念装置である神器と共に、音のテクノロジーを受け継いでいるのだと考えられる。
つまり、天孫族の文明基盤に立脚している日本の國體、日本という国家は「魔術国家」である。一部のエリートたちにとっては「召喚魔法」も兼ねていたことが研究からわかっている。
この広義の音を使って何ができるのか。多くの変数と厳しい条件があるが、気象への干渉や動植物とのコミュニケーションなど、ネットワーク通信に関する作業が可能であることが、実験から判明している。
精度や確度を高めるためには、技術仕様やシステム構成を把握し、特に通信におけるインターフェイス仕様を理解していることが前提となる。例えば、天候に干渉したいのであれば、雲のマイクロサービスやインターフェイスを把握しておくと良い。
これは魔術や祭事で儀式とその手順が重要なのと同じ理由である。ただし、規模と影響力を無視していうならば、無詠唱魔術が可能なのと同じ理由で手順自体に効力はない。手順を介して意識とマインドを整えるのが本質。人間装置とその実装者であるあなたの状態、その人間装置が相互作用している環境などの情報エネルギー的条件や膨大な変数のほうが重要。
これらの条件が揃わないと、精度と確度の面で負の影響がある。
このように、非常に興味深い天孫族のマインド技術だが、シンプルに考えるならば「情報エネルギーの操作」であり、錬金術という音の術であり、それは倍音・変換・増幅・共鳴などのキーワードを意識して実験を繰り返すと本質が視えてくる。重要なのはやはり、遺伝マインドを活性化する「実践知」である。
重要な定義。スピ産業やエンタメ業界の影響で、魔術・錬金術・呪術などは「事象改変(抵抗)」であると刷り込まれているが、本質はまったく違う。むしろ「自然がゆっくり行うことを促進する技術」である。
数学と構造から見る、天孫族
アヌンナキの遺伝マインドを継承する天孫族であれば、文明基盤である数学と構造は相対性を維持しているはずであり、多次元・多密度に対応できる。直線時空に縛られない「オブジェクト指向文明」である。
相対性とは抽象化であり、インターフェイスやロジックを汎用化することであり、それは汎用魔術(世界共通の魔術)の開発に等しい。抽象化や汎用化とはすなわち「オブジェクト指向」である。
数学と言語の共通点は構造。構造には相対性の維持も含まれる。振動構造における絶対音感が砂上の楼閣であるように、数学も相対性(と抽象化)が重要である。
シュメル人は60進数をベースにしていたといわれる。現代人はつい10進数で思考し、60進数に変換して理解しようとするが、それがそもそも間違い。60進数の様式で考える必要がある。例えば、シュメル人の60は現代人の360である。換算・翻訳しないで直接扱ったほうが良い。
英語を使う場合と同じ。日本語で考え、英語に翻訳するのと、英語で考え、英語を使うのとでは、オーバーヘッドも情報の扱いも異なる。Rustで書かれたアプリをPythonに書き換えてから読もうとする変人が少ないのと同じように、問題には直接対峙したほうが無難。
60進数の足し引きを理解するには「ユニット」を理解し、ユニットをオブジェクト指向で扱うことが求められる。これは10進数でも同じだが、ユニットの定義・内容が相対的に異なる。それを無理やり数字とアルファベットでマッピングして考えるのと、様式を理解して直接扱うのとでは、やはりオーバーヘッドも情報の扱いも異なる。もっというと、脆弱な思考様式・行動規範を減らすことが可能。
難解な計算は不要。目的は数学という「構造」を理解すること。
% bc -l
>>> 1+60^1+60^2+60^3
219661
上記はMacやLinuxで60進数の1111を10進数に変換した場合の処理。同じ計算はこちらのブラウザ計算機でも可能。桁ごとにユニット(定数)とその量が定義されており、計算式はフラクタルなホログラム構造になっている。定数とその量を明示した場合、以下のような計算になる。
1111 = 1,1,1,1 = 1+(60^1)+(60^2)+(60^3) = 219661 #60進数
1111 = 1,1,1,1 = 1+(10^1)+(10^2)+(10^3) = 1111 #10進数
英語と日本語の例でいうと、英語「1111」は日本語「219661」に翻訳される。数学は言霊のように音で理解するには適していない。そのかわり、数霊を形霊と統合してホログラフィックに認識することは可能。これが錬金術でいう「形の錬金術」の基礎であり、幾何学・周波数フラクタル、量子共鳴と関係する。
注記:この例からも判るように、霊はマインドとイコールであり、マインドと物質は同じモノの別側面を定義するに過ぎない。二分法のモノサシを棄てると、相対性が立ち現れ、難問が解ける。情報密度の高まりも、次元を上昇するという概念や霊(エーテルやアストラルを含む)を手放した途端、カンタンに理解できる。
他の例も確認しておく。
% bc -l
>>> 13+(60^1*13)
793
>>> 37+(60^1*41)+(60^2*4)
16897
最初の計算は、60進数の13,13を10進数に変換した場合の処理。二番目は4,41,37を10進数に変換。
数学が得意な人は要点を得ないと思う。ここで重要なのは「宇宙の基礎は数学」というスピ産業・宇宙系コンテンツの検証。言霊同様、多くの人々が(惑星テラの地上にある仮想宇宙内部で経営されている現状維持の文明が使う標準的な)数学を、宇宙の普遍的な真理だと思い込んでいる。これが問題なのである。
文明基盤において脆弱なのは絶対性。相対宇宙で絶対音感の文明を奏でることは、高密度化が難しくなる原因。情報構造が抽象化され、相対的な枠組みで機能していれば、情報密度を高めることが容易になる。
内丹や気功(特に九次呼吸法や丹田注気法)など、肉体の錬金術でエネルギー密度を高めた経験があれば、情報密度の高まりと、気づきの範囲、意識拡大の要領などは体験から理解される。文明基盤も、その基盤に立脚して動作する人間装置も同じである。
同じことは暦にもいえる。カレンダーも数学であり、構造である。
この太陽系に属する惑星テラでは、360度を基準に1年は360日と残日という計算ができる。螺旋状に回転するので完全な円にはならないという意味。楕円軌道でも同じことである。
天孫族は、おそらく暦を立体かつ相対で把握していたのではないか。この周期的なマッピングというのは、螺旋状に回転するという振動・波動を活用した計算方法であるため、落合莞爾氏が命名した「波動文明の幾何学シャーマン」という用語は非常に的を得た造語である。
暦の相対性とは、太陽と地球の関係、月と地球の関係などである。この銀河系内に存在する別の太陽系では惑星テラの絶対性は当てはまらない。それに対し、回転・振動・波動の周期をシステム的にマッピングして立体で扱うと、その相対性により、他の星の情報エネルギーや星座の幾何学システムを扱うことができる。
これがオブジェクト指向のプログラミングであり、その残滓はアストラル魔術として伝承されている。
本質的には人間装置と動作環境である文明を運用するためのプログラミングに、波動や幾何学などの情報エネルギーを使っている。多様な情報エネルギーは、情報技術でいうデータの型と似ている。要は直線時空から自由になって、多様なモジュールをインポートして構築された複雑系なのである。
カバラ形成の書(sepher yetzirah)で確認できるように、この地球上の仮想宇宙は10進法を基盤にしている。シュメル人は60進法を基盤にしている。ここに矛盾も乖離もない。これがテラフォーミングで知られる惑星仮想化技術の柔軟さだと考える。重要なのは構造と相対性である。
銀河やマルチバースの基盤をフラクタル・トポロジーに継承できるのが基本的な技術仕様(原則)であり、その環境上では、あらゆる仮想環境を動作させることができる。それがマインド宇宙のホログラム仕様。地上の仮想化技術で例えるならば、惑星テラという仮想ホストで60進数を基盤にした文明システムも、9進数を基盤にした仮想宇宙も、10進数を基盤にした幻想システムも、2進数を基盤にしたメタバースも構築運用できる。
理由はカンタンで、固定数学ではないからだ。相対性と変数によってダイナミックに動作する。ある定数があって、母音があって、それらをフラクタル・トポロジーにホログラフィックかつオブジェクト指向で継承することにより、テラフォーミングの基礎は成り立っている。
このことが理由で、絶対性と直線性に執着していると、幻想から抜けられない。マインド宇宙とホログラム仕様は直線時空よりも拡張性のあるオブジェクト指向で動作しているため。必要なのはシステムを知り、技術仕様を(できる限り)把握することである。
ヘブライ語やシュメル語が判らないから云々という伝統主義が意味を成さないのも同じ。技術仕様が判っていれば、抽象度高く理解・応用が可能。我々は日本語や英語を解さない存在ともコミュニケーションできる。虫や鳥、植物、地球システムの一部、地球外生命体など。ヘブライ語もシュメル語も使わないエンティティやオブジェクトともつながり、意志疎通ができるのは共通言語が「動き(情報エネルギー)」だからである。
些末なことに固執する伝統主義、エリート主義、媒介ルールに騙されてはいけない。スピ産業はエンターテイメント産業なので、アニメやライトノベル同様、鵜呑みにするにはリスクが高すぎる。実践知が重要。
結論・解決策
今回の論点は「天孫族とは誰で、文明基盤は何か」であり、天孫族はアヌンナキの遺伝情報もしくは遺伝マインドを継承している、広義の「音」を使う文明基盤に立脚していることを検討した。
音が内容(コンテンツ)であるならば、数学はシステム構造である。この音を扱うシステム、つまり地上の仮想宇宙のネットワーク文明は、惑星仮想化に立脚しており、本当の宇宙の劣化版であることも明らかにした。
ただし、劣化版だからといって技術的に劣っているわけではない。
地上人類がまだほとんど理解していない高度な技術を駆使して成立しており、我々地上人類はこれからその高度な科学技術を習得していくステージに入ると予測している。そのために重要なのが「相対性」であり、文明レベル・惑星レベルで情報密度を高めていくための必須要件である。
このように、天孫族とその文明基盤である遺伝マインドを考察すると、ある重要課題が浮かび上がってくる。それは「この先、地上文明をどうすべきか」という難問である。
これまでの分離、衝突、秘匿をベースにした利権争い、苦しみを美徳とする思考様式を終わりにするにはどうすればいいのか。現在のように、すべてを快楽で埋め尽くし、ジャンキー状態になっていれば幸福なのか。あなたや私という個人レベルまで問題を落とし込むならば、それは「どう生きるか、どのように働くか」ということである。
私たちの解答・提案は次のようなものである。
- 天孫族と関係者は別次元の「ものづくり」を開始する
- 別次元のものづくりとは、マインド技術である
- マインド技術とは、古代でいう魔術・錬金術である
- 魔術国家である日本國體から進化する必要がある
- 日本國體の進化は依拠する遺伝マインドからはじまる
- 依拠する遺伝マインドとは天孫族の文明基盤である
- 文明基盤はアヌンナキの遺伝情報をコアにしている
- コアの宗教的な思考停止領域の先を科学する必要がある
- それすなわちマインド技術という先進テクノロジーである
このようなロジックにより、私たちUmagick Lab(旧ゼナティアン・コンサルティング)は、共鳴する有志のためにマインド技術をオープンソース化し、このようにレポートやログを無償で公開することからスタートしている。Umagick Labとは和名「マインド技術研究所」であり、研究結果はすべて無償で発表し、個別のコンサルティングサービスなどを有料提供する方針にした。汎用魔術のオープンソース化である。
文明は快楽ベースのエンタメが基盤なのではなく、科学とテクノロジーに立脚しており、その知識は万人が無償でアクセスできなければならない。喜びと快楽は次元が異なり、地上人類は「今だけ、金だけ、自分だけ」の快楽・強欲・利己主義から、創造の喜びへと進化するタイミングに来ている。