歴史と文化から天孫族を洞察する

Mana K が 2024年03月24日 に投稿
文明基盤とは思考様式・行動規範。古代の文明基盤を歴史と文化から洞察。歴史は顕在化した事象に対応し、文化は潜在的な真実を継承している。二つ合わせて検証し、天孫族のマインドを解明する試み。

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概要

洞察レポート「新時代のブルーオーシャン戦略」で言及した、天孫族・シュメル・バビロニアについての深掘り。2015年に直感していた仮説「この惑星文明は仮想化されている」を論点「文明基盤とは思考様式・行動規範」で解く。顕在歴史と潜在文化を比較し、文明基盤である思考様式・行動規範を洞察。歪曲、乗っ取り、上書き、分断によって混沌としている文明を解き明かすための記録。

論点・要点

論点は「天孫族とは誰で、思考様式・行動規範は何か」であり、考察の要点は以下。

これら3つの要点から論点を解く。要点はそれぞれ「定義、検証、応用」という構造・流れになっている。要点の再統合が結論・解決策へと再構築される。今回「歴史と文化」という抽象的な検証を行い、次回「言語と数学」という具体的・技術的な検証を予定。


天孫族の文明基盤は何か

思考様式・行動規範。これが文明基盤の端的な定義。天孫族の文明基盤は「シュメル文明」だと思われ、その中核は「アヌンナキ」である。

文明基盤は、テクノロジーによってサポートされ、一般化・汎用化が進むと、文明(マインド宇宙)になる。文化が文明の基盤になるとはこのこと。シュメル文明やバビロニア神話を神道・神社システムが継承しているように、滅んだ文明を文化として逆継承し、別文明として再展開していることからも明白。

文化とは知性の顕現であり、特定の集団における思想と振る舞いである。生物学的にも同様で、植物界も同じ。特に植物界は重要だが、いずれにしろ文化とは文字通り共通化であり、共通化とは遺伝であり、遺伝とは流体であり、流体は水銀であり、水銀はマインドのリソースプールである。

つまり、天孫族の文明基盤は、アヌンナキの遺伝マインドである。

この遺伝マインド(とテクノロジー)を基盤とする仮想宇宙。ヘルメス主義者たちが構造化・伝承してきたエホバを原形にし、サタンを混沌に据えた上昇下降・右往左往の魔術基盤。構造を天地人でレイヤー分割し、人を四大元素で制御し、天を第五元素で封印した。ヘルメス系カバラで描写される監獄宇宙・奴隷人種である。

アヌンナキのマインドとフレームワーク。文明基盤という抽象概念。

文明基盤とは思想や宗教、つまり信念体系であり、信念体系とは思考様式・行動規範であり、それすなわちマインドセットとメンタルモデルである。マインド技術によって一般化・汎用化が進むと、それはマインドにおけるリソースプールやレポジトリへと進化し、仮想宇宙(複数シナリオの集合体)となる。つまり、文明基盤とはマインドとテクノロジーである。それがマインド宇宙の基礎。

この文明基盤に遺伝工学(水銀・流体)や電磁テックなどが含まれる。ゆえに文明とは意識科学、意識工学、意識テックのブランチとして捉えると良い。この理解を妨げる固定観念が「霊と肉」という分離であり、形而上と形而下であり、マインドと物質、エーテルとアストラルなど、分離思想の固定・派生系が大量に存在する。

近年、一部の研究者・技術者が「情報が重要で、情報はエネルギーと不可分である」ことを理解し始めた。このような分離・混乱から統合への流れが進むにつれ、アヌンナキの遺伝工学・遺伝マインドの片鱗が理解され、錬金術という高度な科学が復活し、天孫族が理解せず使っていた、文明基盤を科学することができる。

文明基盤を科学する。マインドの物理学であり、魂の科学である。


天孫族とはシュメル人

天孫族、もしくは天孫人種はシュメル人である。調査の結果、個人的な見解。

前提として、すべての日本人のルーツが天孫族ではない。すべての日本人のルーツがシュメル人ではない。このことを理解しておく必要がある。もっといえば、すべての日本人の個別化された意識・魂と、人間装置の血統、組み合わせは大きく異なる場合もある。進化の度合いもバラバラ。

現状維持の文明は、血統・地位・名誉・経歴・資産などを必要以上に重視し、宗教的に崇め奉る傾向があるため、まずはそのような固定観念・価値基準から離れておく。そうしないと、歴史が証明しているように「私は王族のはずだ、選ばれているはずだ」という意味不明なこだわりで真実を歪めてしまう。

多くの人々が松平姓を名乗り始めるとか、アシュタールなる存在の公式チャネラーとして商売を始めるとか、ダビデ血統・イエス系統を騙り始めるなど、枚挙にいとまがない。これからの時代、アヌンナキ血統を詐称する者たち、エンキ(エア、海神)の直系を名乗る者たちが世界各所に突如現れるだろう。

本物ほど公に自称しない。基本中の基本。

スピ産業・宇宙系で騒がれている「使命を持って転生したスターシード」も同様。暗殺や妨害などのリスクが半端ないのが過去から現在。熾烈な戦争の渦中、最先端の情報戦、高度な電磁攻撃の中、竹槍しか持たない人間が「私はアセンションを先導するスターシードです」と経済プラットフォーム上で大活躍できるかどうか。

使命を持ったスターシードも、命を受けた天孫族も、そんなリスクは取らない。潜入捜査、謀略の世界。

自称エリートは詐欺システムの名残、現状維持文明の残響、つまりノイズでしかない。洞察レポート「スピリチュアル産業には要注意」で検討したように、スピ産業からは距離をとっておくのが賢明な判断だ。

注記:自称エリートは二分法と同じで、ある段階までは行動変容のナッジとして戦術利用されてきた側面もある。ただし本意ではなく、あくまで初期段階のトリガーであるため、発火した後は棄てていくのが理想。トリガーというアクセスポイントがインターフェイスとして作動したのち、複雑なロジックが展開されるのと同じ。自称・二分法の残響に囚われているのは「進化のスタート地点で行き詰まっている」ことを意味する。

シュメル文明には奴隷がいて、金融システムが実装されていた。天孫族はシュメル・バビロニア文明の継承であるという説がある。実際に神社システムを実地検証し、古事記や言霊を研究し、魔術や錬金術を実践していると、その説は(不可視の領域において)濃厚であると体感される。

古代の黒魔術の一端を形成するのが金融であり、奴隷制度には階層・税がつきもの。その統治権を古代の神々から引き継ぐ血統(を名乗るのが)スメラギであり、天津日嗣の経綸である。善悪二分法のモノサシを棄てて捉え直してみると、エンリル系であろうがエンキ系であろうが、アヌをはじめとする種族の命(令和)を引き継いでいる。これが天津神との約束。

何かしらの強制力と無力化によって争いを終わらせ、統一統治を目指してきたのである。あなたの種族の祖神がなんであろうと、状況は変わらない。龍蛇族であろうと、接木・同化した他種族の日月の神であろうが、惑星・太陽系・銀河系の利権争いの結果、文明基盤は維持されてきたのである。顕在化する生活様式が変化しようとも、文明基盤である「思考様式・行動規範」が変化していないことは、現状を見れば明白。

逆にいうと、思考様式・行動規範を技術的に逆行分析すれば、大まかな種族が判明する可能性は高い。

現皇統が天孫族であるならば、その惑星起源はシュメル・バビロニアであり、シュメル・バビロニアはアヌンナキの影響下にある。皇統すなわち國體の中核であるならば、その中核の遺伝ポジションには運営責任者ニヌルタ(ニンギルス、イギギ、ニニギ、火神)が存在し、ニヌルタの背後には日神ウトゥ(マルドゥク)の影響があり、さらに内奥に地神エンリルや海神エア、そして天神アヌの影響があるはずである。

この系統を古事記や言霊百神に無理やりマッピングしても、事実を歪曲するだけである。神話はあらゆる情報の複合体であり、フィクションであり、執筆時の状況によって改竄される暗号。そんなカンタンに謎解きできるデザインではない。デザインコンセプトは「分離・混沌」である。

先ほど挙げたように、渡来人の集合体であるこの日本だけでも複数の祖神が混在している。それは龍蛇、ナーガ系から元人間まで多様であるが、混血・接木によって上書き・歪曲・継承されてきた血統であるならば、話はさらに複雑化し、真実解明(の直線的な努力)は混迷を極める。

例えば、アヌンナキから覇権を奪った(下剋上した)龍族が背後にいて、プレアデス人やシリウス人との謀略・戦略提携シナリオも考えておく。オリオンだけでなく、シリウスも信仰している種族がいることからも解る。巷では犬や天狗をシリウスに直結するのがセオリーのようだが、これも大陸の「狗」が何を意味するかまで考えつつ、歴史を洞察した方が良い。

狛犬や狐をそのまま地上の動物として見ず、古代のイメージや抽象オブジェクトとして捉え、全体構造を洞察する。HAARPの噂と言霊の共通点を洞察する。そんな細かい積み重ねがトリガーになったりする。

顕在化・歪曲された歴史教育の背後には、必ず潜在的な歪曲と覇権闘争の構図が存在している。國體とはその中間システムのようなもの。國體に近い人々ほど、幽顕・陰陽の中間で生活しているのはそのためである。

このことが理由で、私たちは「エリート主義・媒介ルール」を文明基盤に据えることに強く反対する。


シュメル人の祖アヌンナキ

アヌンナキにも派閥・分派が存在する。このことは、神話や文献から洞察は容易。

大山積神は國常立神であり、海神エア(エンキ)であるとする説がある。エンキは「地の主人」であり、エアが水・土どちらにも関連があるのは神徳とされるが、遺伝工学・マインド技術の達人であることが理由と考える。

注記:遺伝工学、マインド技術は錬金術として一部伝承されている。哲学者の水銀が素材であり、天体の影響を考慮するのがその証拠。エーテル魔術やアストラル魔術としても片鱗は知られている。微細なモノゴトから巨大な建造物まで、幅広い創造(というか加工)を手がけるのが、意識テックのブランチ、電磁テックである。言霊として知られる音場・電磁場のテクノロジーは電磁テックの一部。

エアの種族アヌンナキとは「天神の系統」つまり「天から来た地の主人」のようなニュアンスで天津神。天皇とはその系統を暗示・示唆するように感じられる。以前の洞察レポートで「現スメラギをイギギ系統もしくはその代理人」と仮定した理由でもある。ただし、日神系統は別種族の可能性もある。スバルのアルシオネを中心太陽に据えたい勢力が存在する以上、別系統が引き継いだか、代理を立てたか、歪曲された可能性も考えたい。

神話ではエンキの後にエンリルが地神になっている。それとは別に、天神アヌがエンキの子マルドゥクに四方の風(というテクノロジー)を与え、地を統べる存在(イギギの統領的な存在?)になったともいわれる。のちにエンリルの子ニンギルスが統治したような記録も確認できる。

一部の人々に有名な「日月神示」では、大本の艮の金神について言及されており、国常立尊とも呼ばれている。前述の國常立神を海神エアとする説とは、異なる雰囲気を感じる。グレンとひっくり返すときに、人類も淘汰することを予言しているため。アヌとエンリルが決め、エンリルが遂行する大洪水から人類(遺伝子、マインド技術)を保護したエンキとは態度が異なる。むしろ、思考様式・行動規範はエンリル、マルドゥク的である。

ちなみに金はアヌンナキと深い関係がある。奴隷人種を創造した主な理由が金の採掘であるとされる。この説に間違いはないと考える。現状維持の文明が金(金融)を中心にしていることがその理由であり、金を電磁テックで捉え直した時、マインド技術における通信ネットワーク・デバイスとしての有用性である。

推測の範囲を出ないが、HAARPの噂が本当だとすれば、それは「四方の風と天地人」の古代テクノロジーを金と宇宙テクノロジーで実装した巨大通信網であり、電磁テックの一端であると考える。惑星グリッドをハックする方法である。自称國體奉公衆などの思考様式・行動規範を観察していると、ポールシフトや「ひっくり返す」ことによる攻撃や淘汰についてのコメントが散見される。

ゆえに地神は同種族・二派存在するとみて良い。

最初の地神はエンキ派、後の地神はエンリル派と仮定する。ただし、日神マルドゥクはエンキの子とされるが、思想は軍神エンリルに近く、技術力はエンキを感じさせる。火神ニンギルス、ニヌルタはエンリル系とされるが、農業などを含む文明統治を感じさせる。ゆえに直線的な血統で判断することは難しい。

スピ産業・宇宙系コンテンツを調べると、エンキが善でエンリルが悪という二分法が非常に強く拡散されている。逆も然り。もしくはアヌンナキ全体を巨悪とする情報もある。軍部であろうが科学者であろうが、奴隷種族を創造する目的であったと仮定すると、この二分法は非常に未熟なモノサシである。他者より進化していると思い込んでいるスピスピした傾向、ディスクロージャーとしてのエリート主義には注意しなければならない。

善悪、光闇で分類するから全体性を無視し、関係性を見落とす。軍隊と科学者が奴隷人種を創造したのがキッカケというシンプルな理解の方が、情報・事実を扱いやすいと考える。余計なラベルは剥がすに限る。

いずれにしろ、エアは卓越した科学者・技術者であることは間違いない。

生命や植物の創造に係る伝承が多いのは、マインドという原初の海から大量のマイクロサービスを開発し、システム統合して仮想宇宙・人間装置を構築したためである。古代のシュメル・バビロニア人にその高度な科学、遺伝工学・流体技術が理解されなかったのではないか。

神話や古文書をベースに(ウバイド文化を含む)シュメル文明を考察し、天孫族と現在を洞察すると「思考様式・行動規範」が視えてくる。金融、奴隷・階層、祖神の命令を遂行する姿勢など。そのシュメル・天孫系を中核に多様な民族が神職や軍隊などを構成してきた。それが日本の多様国家であると推測している。

天孫族の祖はアヌンナキであり、太陽系の惑星にマッピングされ、銀河系ではオリオンあたりにポイントされてきた。電磁テックを深く研究すると、さらに多様な星々のレプリカ系クラウドが惑星テラに構築されているのが解ってくる。これが第五元素の封印であり、天を持ち去った技術であり、テラフォーミングという仮想化技術の上で稼働する複数の仮想宇宙のシステム構造だと理解される。

新しい時代、最高の文明。自由と主権を中核に透明性と複雑性の時代を「天津祝詞の太祝詞事を宣る」ことで「弥栄」に調和・繁栄させるのであれば、天孫族と関係者は認識を刷新しなければならない。


結論・解決策

文明基盤とは、思考様式・行動規範。つまり、マインドセットとメンタルモデル。そして拡張版である共通プラットフォームが遺伝マインドである。文化も文明も、意識とマインドの創造物である。

歴史と文化から天孫族を洞察すると、以下のように結論される。

  • 天孫族の惑星ルーツはシュメルである
  • シュメルのルーツはアヌンナキである
  • アヌンナキの特徴はマインド技術である

善悪に関係なく、高度なマインド技術によって操作・支配されきたのがこれまで。ということは、自由と主権を中心に据えた新時代・最高の文明を達成する道筋が見えてくる。高度なマインド技術とその使い手を崇拝するのではなく、エリート主義・媒介ルールに基づいた情報の非対称性で詐術を展開するのではなく、オープンシステムで文化をテクノロジーとして発展させることである。

遺伝と進化に基づいた自然な棲み分けが成功要因。争わず、競わず、調和の中でオープンシステムを発展させるには、自然なシステム境界が必要。私たちが均一なマーケティング手法・ソーシャルメディア狂乱の外で活動し、同様の思考様式・行動規範を採用する人々を対象としているのも理由は同じ。

なぜこんな考察が必要なのか。歴史・思想・知性。カテゴリ的に理由は3つある。

歴史的・直接的な課題に「言葉遊び、卓上理論、すり替え」がある。自分・自国のルーツを知るだけで途方もない努力が必要になるという、妨害術式だらけの異常事態であること。

思想的・直接的な課題に「歪曲、こじつけ、思い込み」がある。スピ産業・宇宙系情報・陰謀論で確認されるが、承認欲求や二分法をベースにやりたい放題で、堕ちるところまで堕ちたため。

知性的・間接的な課題に「単一モノサシ、狭い視野」がある。問題・主題そのものだけを凝視するあまり、周辺情報を見落とし、モノゴトの関係性を無視し、別の場所に誘導しているため。

これらを解決するには、普段見ていないモノゴト、検討しないコトガラ、根幹にあるアレコレに手を入れていくことが必要。ただし、見当をつけずに走り回っても徒労に終わる。混乱がデザインコンセプトであるため。

妨害術式というだけあって、そのシステム的で破壊的なゴールにハマらないよう、思考様式・行動規範、言語・音、数学・構造に着目した上で、古い情報も新しい情報も批判的に見ていく必要がある。ただし、批判的とはいいつつ、アタマを柔らかくし、自由に発想しながら検証すると良い。

コツは「善悪や正誤」という単一モノサシ、そして「伝統や常識」という狭い視野を手放すこと。天孫族やアヌンナキ、地球外種族・銀河文明を考察するとき、未熟なメンタルモデルが非常に邪魔になる。それ自体が妨害術式や呪いのように作用する。自由と主権、高度な文明(思考様式・行動規範)という理想を達成するため、真実をどう扱うかにフォーカスするスキルが求められる。

この理想に向けた取り組みを均質な自動操縦・現状維持の文明で達成することは、非常に困難なのである。

参考図書