概要
ピラミッド型の古い組織構造・文明基盤が崩壊寸前です。球体としての宇宙を俯瞰しつつ、自ら手を入れるCEOが新しい時代・最高の文明を担う「ものづくり」の達人となります。研究対象は、あなた自身です。
あなたは球体の小宇宙である
想像していただきたいことがあります。あなたと私が雑談していて、私が突然こういうのです。
私から視ると、あなたは球体です。大量の情報が渦巻く、星雲や銀河のようです。
ちょっと危ない人だと思うはずです。霊感商法の可能性を警戒するかもしれません。実際、肉眼ではそのように見えていません。心の目で視ると、そのように「感じられる」のです。
実際に目を閉じると、暗黒世界に浮かぶ渦があらゆる方向にゆっくり回転する様をいつでも目視できます。それだけでなく、回転に干渉することも、焦点をズラしていくことも可能です。つまり、私も渦なのです。
アートであれ、プログラムであれ、ビジネス企画であれ、あなたや私は知覚・想像できないモノゴトを描写・構想することはできません。それが思考実験であったとしてもです。
上記の資料は、2017年にバンコク郊外のドンムアン空港からタクシーで20分くらいのコンドミニアムに住んでいた時に(哲学的に)知覚・理解した内容を、2021年にビジュアル化したアート作品の解説です。2024年に技術的な解説を加え、改めて研究素材として公開しました。
人間というのは、基本的に球状の実体である。
TESCOで食材を買い、コンドミニアムまで徒歩で帰宅中、情報構造とイメージがハッキリ視え、まるで実体験を伴う幻想のように感じられました。同時に2つの世界を生きているような感覚です。球形の世界と物理世界が肉体を隔て存在している。そんな経験でした。
シンプルに説明すると「あなたは多面的・多次元的・多密度的なので、人格さえも球体のある側面に映し出された内容に過ぎない」ことを理解したのです。
つまり、私があなただと思っているのは、あなたの側面でしかなく、球鏡に映し出された断片的なコンテンツである。コンテンツは流れているので変化する。あなたは私が思い込んでいる単一の人格ではない。
技術的にいうと、こうなります。
あなたはひとつの小宇宙である。大量の情報コンテンツ、膨大なコンテキスト、複数のドメイン、支配的なメンタルモデル、潜在的なマインドセットなど、大量の情報エネルギーで構成されている。宇宙は情報エネルギーを集積・増幅するプロセスとシナリオの統合場である。
心の技術で深掘りすると、次のようになります。
あなたという小宇宙は、仮想宇宙を探索するオブジェクト(宇宙船)であり、仮想宇宙が定めるビジネスルール(原理原則)の範囲内で探索が可能。範囲内での自由が許されており、それゆえに幻想を構築することも、真実を限定的に探求することもできる。オブジェクトのプロパティ(属性)が知識・経験・遺伝情報として蓄積され、無形資産となる。
最初に「あなたは小宇宙のCEOである」と述べました。
秩序と混沌が同居する小宇宙を経営する「運転席」の存在を意味しています。その運転席から状況を俯瞰できます。ダッシュボードではなく、本物の情報を俯瞰し、ボトルネック解消に動き出すことができるのです。
ダッシュボードによる単純化された指標でモノゴトを理解した気になると破綻します。小宇宙の運転席に座ると、本物の動く情報が俯瞰できるので、モノゴトそのものを直視することができます。情報エネルギーの構造と流れが認識されるのです。
それをある人は「魂の視座」と呼びますが、私たちマインド技研は「意識を置く、高密度な中心」と認識しています。不可視の中心とは松果体ではありません。松果体は別の用途で使用される部品です。それは、前述のように多密度的な渦を視覚的に視て動かすような場合に使われます。
小宇宙を高密度な中心から俯瞰するというのは、神道における祓い清め、錬金術における浄化の理想形態です。思考や感情の電磁的な渦に飲み込まれている状態を障り穢れとするならば、高密度すぎて無になった状態へと(多次元的な位置を)戻すからです。
渦中や周辺にいることは「偏っている」状態です。自我系がテンプレートのバイアス(偏り)で運用されていることは以前解説した通りです。自我系の束縛、思考や感情の重さから離れるには「もっと高密度な異世界」に戻らなければならないのです。
魂というオブジェクト(宇宙船)のさらに先、純粋意識の領域です。そこが小宇宙のCEOが定期的に戻る場所なのです。経済プラットフォーム上で会社を経営するCEOと、仮想宇宙で小宇宙を運営するCEOは構造的にソックリです。仮想環境で動く仮想マシンによるサービス運営の責任者ともいえます。
さらに情報技術で例えるならば、こうなります。あなたはデータベース内に存在するデータポイントもしくはエンティティ。その視座から自分の魂というオブジェクト(宇宙船)を見て、魂という宇宙船がドッキングする人間装置というインスタンス(宇宙船)を見て、小宇宙として仮想宇宙を探索する。
この技術的理解は、小宇宙経由で仮想宇宙を探索する「あらゆる活動」に役立ちます。もちろん、貴社の「ものづくり」事業においてもです。
このような視座からモノゴトを戦略的に見定められるよう、錬金術・魔術・事業開発などの知識を応用した、3ページの「ビジネス錬金術フレームワーク」を開発しました。コンサルプロジェクトや共同事業で密かに試してきたので、現場検証も済んでいます。後日、解説とともに無償配布予定です。