未来技術を既存事業に導入する
経営者や事業責任者で、心の技術に共鳴し、既存事業への導入を検討されている場合、議題とともに面会を予約いただけます。
概要
工業化が進み、デジタル化していく世界。この延長線上に未来はありません。奪い合い、競い合い、戦う。細く長い道が延々と続いています。心の技術を駆使した新時代の「ものづくり」は別の道を拓きます。
富を創りだす職人たち
まずは、スタートアップ界隈で有名なポール・グレアムが「富を創造するには」というエッセイで書いた、次の文章をお読みください。翻訳は筆者です。富を豊かさに読み替えるのがオススメです。
富は創造できる。このことを最も把握できそうなのは、ものづくりが得意な人たち、職人である。彼らが手づくりした品は、店舗で売られるモノとなる。しかし、工業化の台頭とともに職人はどんどん減っている。残っている大きな集団のひとつが、プログラマーである。
ポール・グレアム自身がプログラマーであり、テクノロジー投資で有名ではあるものの、デジタル時代の「ものづくり」について分かりやすくまとめられています。それも今や生成AIの普及に伴い、工業化されているといえます。
デジタル時代の「ものづくり」は、もはや少数の職人と大量の機械によって賄われる時代になっています。
事実、インフラの監視、デジタル化された業務フローなどは、機械によって自動化され、AIにより分析される時代です。筆者も自動化やデータ基盤の構築を手掛けてきましたので、よく分かります。
ここで、旧来のアナログ回帰を選択したいところですが、それでは進化の方向性とは逆になってしまいます。現在のデジタルと旧来のアナログの対比は、二極化された振り子の運動であり、先はありません。
要は、まったく異なる視座と視点から、新時代の「ものづくり」そして「職人」を捉え直すべきなのです。新時代の富を創造するという命題それ自体を、過去の延長線上で考えるべきではないのです。
心の技術と時空の拡張
新時代における富の創造。それを担う「ものづくり」の達人たち。貴社のような職人たち。そして、心の技術。まったく異なる視座・視点から、富と豊かさを捉え直すことは可能でしょうか?
可能です。それは「時空の概念自体を捉え直す」ことによって促進されます。
新時代の豊かさは、直線的な時空の概念では捉えることが困難です。価値の片鱗を感じることは可能ですが、価値の創造という観点では、直線性はマイナスに働きます。時空の概念それ自体の拡張が求められています。
まずは、この「1分動画」をご覧ください。
このアートは「The concept of space-time(時空の概念)」という作品で、動きと構造により、時空の正体を描き出しています。遺伝的にフィルターされてきた、私たちの視野を拡大するためのアップグレードプログラムとして設計されています。
より技術的に時空の概念を解説したのが、次の画像資料です。
お気づきのように、直線的な時空の概念というのは、時空をつくりだす系や構造の一部でしかありません。画像資料でいう「共通ルールと合意」という構成要素です。システム開発でいうビジネスルールです。
新時代の「ものづくり」として、心の技術を駆使する「職人」として重要なのは、別の系と構造です。画像資料でいう左側の3点です。
- 循環系(星系・惑星系など)
- 時空体験・集積装置
- 惑星仮想化技術
循環系は製品でいうライフサイクルを定義します。ライフサイクルは遺伝系・流体として扱われます。心の技術でいう「資源の海とその支流」ということです。この海と支流は天体・星々を動力源とする波動科学に立脚する部分が大きいです。
時空体験は体験設計です。製品設計やサービスデザインにおける重要な要素です。精密機器であれ、交通管制システムであれ、地下鉄の構造や橋梁であれ、体験やサービスの設計・構想をもとに実装されるはずです。
集積装置はとても特異で重要な構成要素です。体験のための時空集積装置を共通ルールと共につくりあげているからです。工業的にいえば、集積装置はまとめてパッケージ化することです。集積回路も同様です。
惑星仮想化技術は、過去の洞察レポートでも書いてきたように、高度で柔軟な技術です。この技術はデジタルでも心の技術でも、思考様式・行動規範に並ぶ文明の中核といえます。多様な文化のホスト役だからです。
最後の項目で、時空における集積装置について補足します。
豊かさを創造する集積装置
カンタンにいうと 「新時代の職人たちは、直線性から自由な状態で、集積装置という価値を創りだす」 ことが求められるようになります。
この用語を思いついたのは昨晩で、それまではオブジェクト指向というデジタル用語を使っていました。ようやく日本語化できてハラオチしているところです。貴社にとってもオブジェクト指向より、集積装置の開発のほうがシックリくるのではないでしょうか?
直線性から自由になり、非線形的な開発環境で、利用者のために集積装置を開発する。これが心の技術による「ものづくり」の中核要素です。文明基盤である思考様式・行動規範の開発も同じ要領でなされます。
この非線形的な環境における集積装置の開発・改善こそ、先駆者が開拓する領域なのです!
流体技術・遺伝工学を例に取ります。あなたが運用している人間装置は集積装置です。直線的かつ手続的なフィルターを解除すると、構成要素は過去・現在・未来の制約から自由です。これはデジタルなアプリ開発における、クラスやモジュールの開発とオブジェクトの運用です。
仮想化技術を駆使したインフラの観点でいうと、遺伝テンプレートという仮想マシンのイメージからインスタンスを起動する。この遺伝テンプレートは過去・現在・未来の制約を受けません。仮想マシンのインスタンスは直線時空というビジネスルール上で手続型に体験しますが、構成要素はその制約を受けないのです。
集積装置や集積回路も同様です。銀河や大宇宙、そしてこの惑星に存在する仮想化技術と仮想宇宙群。直線的な制約から自由な状態でその情報エネルギーを集めてパッケージ化し、実装し、体験する。これが価値です。
このことが理由で、マインド技研は心の技術を研究し、貴社のような精妙な「ものづくり」の達人たちに向けて、メッセージを発信し、情報を共有し、協業のお誘いをしています。
ぜひ、情報エネルギーを集積し、パッケージ化し、新しい富と豊かさを創造いただければと思います!