聞香の魔術的な解釈:香りを起点とした技術

考察ログ 著者:Mana K  投稿:2024年11月01日

見える事象だけではなく、見えない事柄に意識を向ける。その重要性が明らかになった「聞香による問霊」という体験。文明創造・技術開発へと考察を発展。

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概要

香りを聞く、香を薫く。これは単に高価な香木を殿様気分で味わうことでも、貴族遊びで格付けすることでもない。香りを起点に関連事象を統合利用して、不可視の世界にまで知覚を及ばせる術なのである。

注記:本考察で定義・使用されている「聞香」は、通常の意味とは異なります。


知られていない聞香の秘密

香りを聞くことを聞香(もんこう)というらしい。

聞香による問霊

筆者は香道に通じているわけではないので、ネットの情報をいくつか調べた程度の素人である。だが、一般認識されている聞香とは別の聞香が術として有効だと気づいた。

結論「香りを起点に不可視の内容を読み解く」聞香が有効だと解ってきたのだ。

小説「魔道祖師」で含光君が行う問霊に近く、香りを法器にする要領である。この方法は魔術や錬金術における香の役割と同じであり、楽器にも通じる。筆者も(振動技術の)法器として楽器を使う。

簡潔にまとめると「聞香による問霊」ということになる。

寺院に関連する香りを使うと、寺院に係る遺伝系・幻想系に接続しやすくなる。古代の真言を使うと古代思想に接続し、その力を取り込みやすいのと理屈は同じだ。香と音に関する振動技術を合わせると強力になる。幽玄な雰囲気と振動で幽界干渉することは古代から行われてきた。

端的には、意識や心の状態を香や音、それを生み出す装置の扱い(所作)を通して変化させる方法である。変化させた意識や心で、普段触れることのない情報エネルギーに触れ、内容を読み解くのだ。

筆者の物理嗅覚は優れていない。むしろ鈍いほうだと思う。子供の頃は慢性鼻炎であったし、なぜか日本にいるとアレルギーが大なり小なり発生するからだ。一方、霊的嗅覚・触覚が大きな役割を担ってきた。

個人的に霊的嗅覚は肉体的な五感と同じように感じるので、初めのうちは区別がつかなかった。触覚や視覚も同様で、視覚に至っては肉眼で見ている映像の上に別の視覚情報が重ね合わされているように見える。意識分類できるようになったのは、ここ数年のことである。

便宜的に分類しているだけで、本当の境界は存在しないのである。多少、質が異なるだけなのだ。


聞香発動から内容を解読する

今朝、聞香が自然発動した。自宅の聖所で儀式を行っていた時のことである。

聞香による解読

普段は漢薬を強く主張する線香が、白檀の上品な香りを前に出してきたのだ。奥の院に隠されている法器が法務のために持ち出されてきたような感覚だった。同時に、多くのことが瞬時に理解された。

筆者は錬金術師なので、自宅を工房化し、宗教とは無関係の聖所を用意している。これは芸術家や魔女が設置する祭壇のようなもので、古代魔術における意識変容の固定装置として機能する。

兆しは昨晩からあった。ここ最近、毎晩、仰臥位で磁極に合わせ、暗闇で養生する実験を行っているのだが、その時に霊眼で線香の煙を細部まで視るということがあった。また、蝋燭の炎の間に紫色の花火のような炎を明確に目視することも起きた。所謂オーラとは別物のように物理的にハッキリしていた。

本日、2024年11月1日は、カレンダーの月初と新月が重なった日である。遺伝系・幻想系の重圧が一時的に軽くなり、心身の通りが良くなる。ゆえに、普段気づけない兆しや信号に気づくことができるのだ。

筆者の場合、満月前後の重圧と苦難が周期的であり、年期でいう中元節が苦難の頂点になるのと相似形である。つまり、一般認識される満月と願望実現の組み合わせとはまったく異なる働きをしていることになる。

逆をいえば、新月がいちばん心身ともにスッキリしているということでもある。

数年にわたる術の研究から、電磁影響力の強いときに妨害術式が強力に作用し、周期と共に遠のくことが解ってきた。これが月や年、誕生に係る天体の影響など、あらゆる周期と相互作用していることが確認された。

今日はその影響が少なく、なおかつ閉鎖環境で一瞬だけ、自然体で物事を受け取れた感覚があった。

錬金術的にいうと、この世界は四大元素と第五元素による術式・流転・相剋などが複雑に絡み合い、振動変化を阻害している。これまでの時代が遺伝系・幻想系という文脈で「先祖に気に入られている、媚を売っている、つまり隷属を誓っている」者が成功しやすいよう仕組まれた時代であったことも理解されてきた。

逆をいえば、そうでない者たちが徹底的に辛酸を嘗めるよう構築されてきた文明なのである。

この要因・勢力は単一ではないため、すべてを明確に説明することは困難だ。それを明らかにしたという情報があるのであれば、おそらくそれは真実の一部を継承した詐術であろう。

ひとついえるのは、この国は呪術・魔術的な「しくみ」でガッチガチにされているということだ。特に幽界との強力な繋がりがあり、その影響が植物や土地に滲み出ている。というのが、筆者の感じるところである。

もちろん国外にも似たような環境はあり、別の意味でガッチガチになっているのだが、この国の呪力的・磁力的なそれとは質が異なるように感じられる。とはいえ、これは日本国だけの課題ではないことは確かだ。

技術的にまとめるならば、電磁的な抑圧・妨害術式が全体的・選択的に半自動実行されているのだ。


聞香で術式を解体・利用する

魔術では月の周期が大きな意味を持つ。年周期・四季の短縮版といえる。数年にわたる実験の結果、この環境を利用した遺伝系・幻想系の強化は、電磁的な影響力を持つことが解ってきた。

聞香による術式解体

一般的に、新月前後は術が有効でないとされる。満月に至るまでが上昇、新月に至るまでを下降とし、上昇を建設的な願望実現、下降を破壊的な願望実現と位置づける。創造と破壊の周期を月の満ち欠けと同期させているのだ。これは、錬金術において春分が大きな意味を持つのと同じだ。

ゆえに、日本企業が4月を事業年度における開始月としているのは魔術的に納得がいくのである。なんでも西洋の基準に合わせるのがクールでインテリジェントなのではない。背後にある情報を引き出すことが重要だ。

新時代の「ものづくり」において、このような周期・流れを意識することは系の統合、複雑系への参加という文脈において、とても重要になってくる。ただし、何を継承するか、何を破棄するかは超重要だ。

それを踏まえ、聞香および一連の実験で覚ったのは「妨害術式も周期を利用して組まれている」ということだ。このことは、何度繰り返しても問題ない。そのくらい要点である。

つまり、天の時・地の利・人の和すべてを利用しているということで、天体周期とその周波数的影響、地下構造や装置的な相互作用、人の心を統括する遺伝系・幻想系という「しくみ」に依拠しているのだ。

現時点で、私たちの文明と技術力でこれらを成すことは難しいかもしれない。しかし、私たちにとって不可能に思える事柄を可能にする文明や種族がいることもまた事実である。そうでなければ宗教が根本から成立しなくなるし、今起きているあらゆることに説明がつかなくなっていく。

マインド技研が理解している技術概要は、それを可能であるといっている。

惑星軌道に何かを配置するとか、遺伝系の通信網に特定の情報エネルギーを流すとか、周波数帯域や所謂「魂の輝き」に応じて攻撃を仕掛けるとか、知識と技術さえあればできることが大量にあるのだ。

これは、新時代の「ものづくり」において、その片鱗を扱うことができることを意味する。未来構想・事業開発として妥当ではないだろうか。最重要課題は「人類がそれを扱うべき霊性を備えているか」である。

これは事業年度、創業者の自我系における天体的な影響、長期・大規模な惑星系の状態、遺伝系・幻想系に係る周波数帯域の変化などを考慮した計画が重要なことを意味する。もっというと、あらゆる系を可能な限り考慮した、有機的な素材を活かす思想と技術が求められている。

ゆえに今までの経営・戦略コンサルは避けるべきで、自然エキスパート的な新時代のコンサルと相談し、自身で意思決定することが重要だ。このエキスパートは決して占星術者やビジネス霊能者のことではない。もっと科学的・技術的・精心的な観点で相談できる役割というものが(近未来に)存在する。

今までの単純なフレームワークと暴力的な均一化による市場操作よりも、複雑で統合的な対応が必要になってくるのが、新時代の「ものづくり」であり、文明創造なのである。二分法を主軸とした心ではその先駆者にはなり得ず、これまでの文明の有力者がそこに参入するのは難しい。

このような術式開発や術式行使は(他種族の助けを得ている)人間や組織によっても為されている。そのような人々に伝えたいのは「術式を解いて、己を許し、他を尊重し、別の目的に使って欲しい」ということである。幽界系が崩壊している今、事業転換に最適な時節は今である。

聞香による問霊。一見すると、香を薫いているだけである。瞑想者がただ静かに座っているのと同じだ。

しかし、その可視の事象をきっかけとして起きているのは、非常に複雑怪奇な事象なのである。それをこれからの時代、新しい豊かさを創造する「ものづくり」として技術展開できるようになるのだ。