あなたの魔術回路を活性化する音の技術

Mana K が 2024年10月29日 に投稿
新しい意思疎通を試しています。音による通信に画像を添えて。高密度な情報エネルギーをやりとりする実験です。近未来の「ものづくり」研究でもあります。

未来技術を既存事業に導入する

経営者や事業責任者で、心の技術に共鳴し、既存事業への導入を検討されている場合、議題とともに面会を予約いただけます。

概要

巨木に接木するように、大宇宙に接続する。小さな集積回路を大きなシステムに統合する。この意思疎通方法により、魔術回路が活性化するだけでなく、意識拡大や情報密度の高まりに適応することが可能です。


調律と通信を同時に行う意思疎通

まずはサウンドアートに画像を添付した動画をご覧ください。主題は「大宇宙の樹に小宇宙を接続して、情報密度を高める」です。

この振動装置に関して、文字による解説をつけることはしません。

脳波が特定の周波数帯域に調律された時に流れてくる情報と同じく、サウンドアートを触媒にして、特定の帯域に存在する情報エネルギーを取得する。それを立体的に感じる。補助輪として、私たちはいくつかの画像をトリガーに使う。

これが、将来的にテレパシーやホログラム通信に役立つと考えています。音と画像に複数の主題が重ねられています。それにお気づきになれば、今回の実験は成功です。

このとき、作者の正確な意図を取得することは重要ではありません。

受信側の状態・辞書・遺伝設定・文化などにより、解釈は変わってきます。それはそういうモノなので、意識拡大・環境適応・情報密度・心の活性化などに役立つ気づきが得られれば、それで意思疎通は成功なのです!


動画の問題、情報密度に関する誤解

今、もっとも好まれるコンテンツは動画だと思います。

確かに、動画はたくさんの情報を一気に詰め込むという点において情報密度が高いです。しかし、多くの場合その特性を殺す設計になっていたり、コントラストや刺激を極限まで高め、受動的なまま、止まらないように注意深く制作されています。つまり、視聴側が「際限なく消費する」ようつくられているのです。

情報密度は、ただ高くすれば良いのではありません。政府・自治体のPDF資料を見ればわかるはずです。

意識拡大や環境適応という文脈において、デジタルなプラットフォームは理想と真逆の方向に進んでいることが多いです。倍速で視聴し、本質にミリ秒単位で触れるか触れないかという消費のしかたでは、ほとんど有益な情報エネルギーを得ることはできません。

おそらく、ほとんどの人は2-3秒で画面が大きく切り替わらないと飽きるはずです。字幕やテロップが派手に出てこないと理解度が下がるはずです。倍速で理解した気になってアーカイブした動画の内容を、何度も人に尋ねてはいないでしょうか?

このハリボテ世界、劣化したデジタル宇宙から、意識拡大と環境適応について興味深いことがわかります。

適応は完全自動で起こるわけではないということです。自己準備・自己開発という「人間装置のプロビジョニング」を行うことで、進化を促進することができます。しかし、それは能動的に他人のコンテンツを消費しているだけでは起こすことはできません。

自然がやってくれるから、何もしなくていいということではない。それがマインド技研の見解です。

自然の変化という、別帯域で活動する存在たちの仕事により、環境や基本的な遺伝設定に変化が起きることはあると思います。そして、一部すでにその影響を受け始めているとも感じます。しかし、基本テンプレートをベースにプロビジョニングとデプロイ(再構築と展開)を行うのは、私たち自身です。

あくまで推測ですが、他の惑星系で大きな環境変化に適応した種族に話を聞けば解るはずです。コンテンツ消費するように、ボーッと世界を眺めているだけで進化した、などとはいわないはずです。

ここに不思議なパラドックスがあります。

速度を落とすと、速度が上がるという謎です。詳しくは、自我系の「やめられない、とまらない」を止めて、ジックリ変化に向き合うと、意識拡大と環境適応が促進されるということです。

おそらく、人間系・遺伝系・自我系・人間装置などが断捨離され、統合され、活性化するために、この養生期間と訓練期間が重要なのだと思います。

その間、岩戸が開いて情報量に圧倒され、認知負荷が高くなります。慣れてくると、かなりの情報量を同時に処理し、多くの視点からモノゴトを観察できるようになります。世界がまったく違って見えるのです。

ガチャガチャ、ドンドンしていると、そういった重要な標識(兆し)をバンバン見逃し、成長のキッカケをガンガン無視して突っ走ることになります。これは機会損失です。もしくは選択の結果、最大級の価値を無視したことになるので、機会費用が極限まで高まるともいえます。


サウンドアートの特徴・機能

今回の意思疎通に使ったサウンドアートは、まず設計図をアートの形でスケッチし、サウンドアートをつくり、その後スケッチをさらに概念アートにし、それを生成AIで青写真化しました。情報エネルギーの観点では、内容を音の配置、音色、周波数、音の数など、あらゆる部分に符号化しています。

霊的な話になりますが、不可視の情報エネルギーを重ね入れしているわけです。

こういった情報エネルギーを遺伝系は受け取れるかもしれませんが、顕在化せずに通り過ぎる可能性があります。ピラミッド、五重塔、神社、寺院の建築様式と同様、音に多くの情報を含めることができます。

興味深いのは、音楽という形式です。音楽は線形です。直線時空に支配されているように見えます。しかし、直線時空を拡張した世界に触れ、到達することができます。これはまさしくプログラミングと同じです。専門的にはオブジェクト指向といいますが、集積・増幅を非線形に実装し、線形に体験できる技術です。

音楽という形式は、良くも悪くも、心の技術として霊的な作用をもたらします。言霊も音を使った心の技術ですが、惑星系・人間系・人間装置などの技術仕様を活かして、世界に(非線形・線形)介入しているのです。

このような身近にある技術が、新時代の「ものづくり」の種であることに気づけるかどうか。

コンテンツ消費では発見できない秘密なのです。それは術式と同じで、見ようとする人には門戸を開きます。鍵もかかっていません。しかし、見ない人には暗号化され、秘匿されているように感じるのです。

カフカが書いた「掟の門」を思い出します。岩戸を開こうとする人は、未知の体験をすることができます。コンテンツ消費や自然待ちする人は、中身を知ることはありません。

とはいえ、これは所謂アセンションゲートとオーディションなどではありません。己の選択と機会費用の話なのです。ナシーム・ニコラス・タレブ風にいうと「身銭を切っているかどうか(skin in the game)」です。