意識拡大と環境変化のメカニズム

Mana K が 2024年02月10日 に投稿
情報密度が高まり、環境が変化している現在。意識拡大の流れに乗れるかどうかが、ナチュラルでスムーズな成長・進化の成功要因です。この洞察レポートでは、意識進化という論点を「情報密度と環境変化のメカニズム」で解いていきます。

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概要

この洞察レポートは、惑星文明を刷新し、社会システムを再構築する先駆者を対象としています。テーマは「進化のメカニズム」であり、意識テックと電磁テックを扱います。特に人間装置と環境の相互作用を通し、個別化された意識と集合的な認識がどう進化していくのかを「システム的」に考察します。


前提と要約

目覚め差別、アセンション祭り、新しい地球騒ぎは忘れましょう。

環境が変化し、意識が拡大し、相互作用によって知覚内容が更新され、惑星文明が刷新されていく。そのメカニズムを理解するには、次元上昇やアセンションのトラップから離れ、直線的な思考のクセを克服し、非線形的でシステム的な理解と体感が助けになります。その理解と体感が、新しいテクノロジーの開発に役立ちます。

この洞察レポートでは、以下の要素を徹底解説していきます。

Why - なぜ、意識拡大で戸惑いや混乱を経験するのか

大きく分けて理由は2つ。ひとつは、環境変化に伴い自分の知覚や認識も変化するため。もうひとつは、大量の妨害術式により、何が真実かわからなくなってしまうため。あらゆる側面が変化する不安定な状況で妨害術式が発動し、不要な混沌が生まれてしまうのです。

What - どんな認識の変化を、この時期に経験するのか

知覚と認識、どちらの変化も経験します。五感が変化するだけでなく、第六感的な知覚も含まれます。変化による戸惑いだけでなく、エゴシステムの増長というマイナス面も忘れてはなりません。また、時空間に対する理解、常識や伝統に対する認識なども変化します。

How - どうすれば、混沌から秩序へと収束するのか

素直で高度な対応が求められます。変化に抵抗しないこと。抵抗するほど激しく厳しい経験になります。ただし、妨害術式には要注意。自分で考え、体験し、検証する習慣をつけることが重要です。その習慣をサポートするのが、テクノロジーやシステム理解です。

この世界の書籍では物足りないギフテッド、もっと高度なテクノロジーを扱いたいエンジニア、過去ベースの異結合と経済的なスケールばかりが取り上げられるイノベーションに限界を感じるクリエイターにオススメです。

新しいテクノロジーを理解するための要件は3つだけ。非線形でオブジェクト指向の世界に慣れること。批判と怒りを好奇心に変えること。私たちが世界を変える高度なテクノロジーを身にまとって生まれてきたと再認識すること。経歴も血統も関係ありません。必要なのは、シンプルな要件と相性だけです。

現状維持の文明に挑戦し、社会システムの再構築をリードするために、この洞察レポートを活用ください!


メカニズムを理解するには

このセクションでは、変化のメカニズムを理解するための、前提となる基礎知識を解説します。

マーケティングにおける顧客体験、セールスにおけるアップセルやクロスセルの概念。これらをラクに楽しく学習するには「スーパーカブ」というアニメが適しています。同様に、この世界の構造やマインドシステムを理解するための良質な教材が、情報技術(IT)です。キーワードは「アナロジー」です。

幻想か真実かに関わらず、私たちが認識する宇宙とそのメカニズムを理解するために役立つのです。

この惑星テラの地上文明における情報技術は、単なる比喩やアナロジーではありません。私たちの遺伝情報や環境設定と密接な関係があり、さらにいうと「マインドシステムそのものと明確な類似点や接続」があります。

情報技術のアーキテクチャやプログラミングのデザインパターンは、数学をベースに展開されています。数学や幾何学はマインドシステムの基礎でもあります。デザインパターンとは、設計における幾何学です。幾何学的な美しさが高品質なロジックを体現し、シンプルでメンテナンスしやすい実装が、その幾何学システムを支えます。

もちろん、地上文明とマインドシステムの数学では、情報密度も解ける内容もまったく異なります。それでも根幹は同じものです。ということは、この銀河を構成する基礎や、テラフォーミング技術と関連があるということです。私たちが情報技術をベースに意識テックと電磁テックを開発する主な理由です。

銀河を構成する基礎、惑星のテラフォーミング技術と関係があるということは、私たちの個別化された意識が実装している人間装置(肉体)にも関係があります。もっというと、個々の細胞そのものがホログラムの一形態ということができます。そうです、細胞核も細胞もプログラミングされており、ネットワークに接続されたひとつのノードであり、オブジェクトです。

すべての細胞核にDNAがあり、異次元ポータルがあるホログラム。その集合体でありつつ、揮発性かつ有機的なソフトウェアが大量に実装されている。活性化できるかは本人と環境次第。そんな超絶複雑なデバイス(装置)なのです。それが人間装置という「非常に高度なテクノロジー」です。

技術的な知識や経験をお持ちであればピンと来たと思いますが、人間装置は仮想環境で動作する仮想マシンのようなインスタンスであり、なおかつホログラフィックなマイクロサービスの集合体でもあるのです。インスタンスやマイクロサービスのテンプレートは、コンテナや巨大ストレージに格納されています。それがクラウドや仮想化技術の仕様です。それと人間装置、遺伝技術、転生仕様はよく似ています。

クラウドとインターネットは遺伝マインドと直線時空を超えたネットワークに似ていて、Bluetoothネットワークはハートの送受信アンテナに似ています。どちらも通信の側面であり、分離や優劣はありません。惑星環境というインフラに属する通信ネットワークが電磁的なグリッドであり、帯域は密度や種族に応じて多様です。今、この電磁環境が大きく変化していることは、体験を通して実感されているはずです。

古代からジェンダーの概念として伝承されてきたのはこの電磁システム、電磁テックの基本仕様です。情報技術的にいうと、ソフトウェアとハードウェアのような関係性であり、地球内部には特殊な磁力・磁場が存在します。ゆえにインフラ(器)として受容・統合され、ホスト意識がプラットフォームとして稼働しているわけです。ただし、情報技術のインフラ同様、惑星環境のホスト意識は単一・モノリスではありません。

日本語や言霊学でいう母音、エジプト魔術の母音を強調した詠唱は、地球内部の磁力と密接な関係があると見て良いかと思います。遺伝マインドへの接続や惑星環境への介入を目的とした、詠唱や祝詞の奏上。この集団儀式に母音の相性が良いのは、惑星環境や電磁テックに準拠した言語仕様であるためと、私たちは考えています。

注記:日本語、特に言霊とエジプト魔術の呪文・詠唱は、ルーツが同じである。研究の結果、私たちはそう考えています。日本のバイブスの重さや特殊性は、この呪力(磁力)に関係があると思われます。雲に意識があり、人類の感情が投影されるように、水や植物にもその影響は現れます。建設的な観点では影響力・維持力が、破壊的な観点では呪いの粘着力(stickiness)が強い印象です。

極端にいえば、この電磁グリッドで通信できるテクノロジーが開発されれば、インターネットの海底ケーブルは不要になります。それまでの移行期を担うのが、現在の衛星ネットワークのようなイメージでしょうか。文明というのは一足飛びではなく、段階的に変わっていくものです。あらゆる要素を非線形的に取り込みながら。

テラフォーミングも社会システムの再構築も、生命活動を可能とするシステムを美しくデザインし、そのデザインパターンをインフラ環境に構築(投影・転写)することを意味します。ゆえに、惑星環境が仮想化されていくわけです。そのテラフォーミングにおける仮想環境が途中からハックされ歪曲されてきた。それが、この惑星テラの歴史であると私たちは理解しています。

知れば知るほど、意識工学・遺伝工学というのは奥が深いです。私たち地上人類は、表面に浮かぶ情報をすくいとった程度の理解しか(まだ)持ち合わせていないのです。近い将来、私たちがこのテラフォーミング技術による惑星環境の再構築プロジェクトに加わり、自分たちの力で文明を刷新していくことを想像してみてください。それこそ、人類の悲願ではないでしょうか。

自由と主権とは、そういう状態です!

高次元存在とチャネリングして、五次元に一気にアセンション、で片づくような話ではないのです。これまで人類を陥れるトラップとして長年繰り返し使われてきた「アセンション」ですが、これも技術的に理解してしまえば、今までスピリチュアル産業が拡散し、刷り込んできたプロパガンダが「いかに奇妙なもの」であるか、ハッキリと理解できます。人類滅亡、救済システム、アセンションですべて解決ではないのです。

知識は力とは、そういうことです!

ここでいうプロパガンダとは「真実を少しだけ継承し、大きく歪曲した妨害術式」です。妨害術式とは魔術であり、錬金術であり、科学です。ゆえに、科学的もしくは技術的な理解と対応が役立ちます。

まとめると、次のようになります。

意識拡大と環境変化のメカニズムは、高度なテクノロジーとそのバランスによって構成されており、エリート主義や媒介ルールを多重継承する支配や操作を基盤にしていません。惑星環境に特化して説明すると、生命活動を可能にするテラフォーミング技術という仮想化によって「意を発して識を得る」システムが構築されています。そのシステム仕様を理解するために、情報技術(IT)のアナロジーが役立ちます。


意識拡大と環境の相互作用

このセクションでは、アセンションで歪められた、意識拡大と環境変化のメカニズムを解説します。

意識拡大も環境変化も、モザイク的に発生します。情報密度も同じです。これが単純な次元上昇ではないことの端的な理由であり、すべてを直線的に捉えていると見えてこないモノゴトです。次元とは上昇するものではありません。次元とは移動できる領域であり、情報密度は量や速度に関係があります。個別化された意識と環境意識(ホスト意識)はシステム統合されているため、相互作用的に密度は高まります。

ヒトコトでいうと「密度と解像度が高まっていく」ような体験です。

言葉の意味からして、解像度(resolution)が高まるので、問題が自然と解決するように思えるかもしれません。しかし、考えてみてください。モノゴトがより明確に知覚され、同時に演算できる量や範囲が広がるのです。言葉の意味から考えて、広範囲に溶け込んでいってしまうのです。本当の意味で宇宙意識へ到達したのであれば、情報処理が追いつかず、ブラックアウトしてしまうくらい「何もない」はずなのです。

宇宙レベルの錬金術でいう混沌とは、その状態です。

システムとして一体化し、統合されているということは、物理サーバー上で動く仮想環境と同じく、すべては分離しているように見えて、まったく分離していないことを意味します。仮想マシンと仮想ホストは論理的に別物としてクラウドサービスを提供しますが、物理的には同じものです。もっというと、物理と論理の境界が一致しておらず、まったく異なっていても、同じシステムとしてデザインもメンテナンスも行う必要があります。

マインドシステムを意識が扱う場合も、まったく同じです。

ハッキリ、クッキリ、シンプルとは逆方向。けれども、精神的な明晰さ(mental clarity)は高まる。今まで交互に現れていたモノゴトが同時に知覚される。それが情報密度の高まりです。同時かつ瞬時に考慮しなければならないモノゴトが圧倒的に増えるため、スピ産業でいわれているフワフワ感とは対照的です。このことが理由で、私たちは文明刷新の初期ステージをギフテッドが担うと、半ば比喩的に表現しています。

今までコンサルが「少ない正のループのみ」で分析していた極端に単純化されたモノゴトが、5倍以上の情報量に増える。二極化モノサシやオッカムの剃刀のような、単純・単一モデルで世界を理解していたのに、今後は同時にメンタルモデルを10個連携して高速分析するようになるのです。

よく引用される、チャーリー・マンガーの「複数のメンタルモデルを格子状(latticework)で使う」というのは、複数モデルの組み合わせとそのパターンが違いを生み出すことの端的な説明だと、私たちは理解します。単に大量のモデルを使えばいいのではなく「直線時空を拡張したオブジェクト指向で、大量のシナリオをあらゆるパターンでシミュレーションする」ような世界との関わりかたです。

前回の洞察レポートで「幻想を支える真実は、極端に単純化されたメンタルモデルや、三段論法、弁証法などでは解けない」という示唆を出しました。ヒトコトでいうと「スピスピ、ワクワク、だいたいトラップ」です。ただし、このヒトコト、ほぼ何も説明していないことは前回述べたとおりです。私たち人類は、極端に単純化されたスッカスカの世界から、複雑系へと移行しているのです。

カバラのセフィロトで立体的にイメージすると、ラクに理解できます。セフィラと呼ばれる光球がモデル。パスが組み合わせ。あるパターンが固有のワークフローなのです。それが魔術的なフレームワークの使い方であり、スペル・呪文・言霊の使い方でもあります。地上文明のあらゆる側面に仕込まれた妨害術式も同じです。

四象限に代表される、平面フレームワークからホログラム分析への進化です。情報密度が高まり、振動速度が速まると、そういう世界に生きることになります。鶏と卵は同時、創造と進化は両方という世界です。この変化は惑星レベル、太陽系レベルで起きますので、避けることはできません。

ただし、モノゴトを強引に複雑化する必要もありません。

現状維持の文明は、複雑な世界を直線的に単純化し、その単純化された狭い領域を必要以上に複雑化してきました。それを変えていく必要があるということです。強引に単純化していたモノゴトをあるがまま複雑に捉えつつ、複雑化しすぎて行き詰まっているモノゴトをシンプルに解いていくのです。

量子力学にはたくさんの理論があります。波動関数やハイゼンベルク・カット、スピ産業で多用される二重スリットなどがよく知られたところですが、量子力学の本を読んでいて、いつも感じることがあります。

これこそ、オッカムの剃刀の出番ではないだろうかと。

私たちが普段使っている数学では非常に解きにくいので、別の方法で解けばアッサリ解けないか。発想の転換が必要になる気がします。私たちは科学や数学の専門家ではなく、意識テック・電磁テックの研究者ですから、確実なことはいえません。ただ、この宇宙では、部外者や素人の意見がブレイクスルーになる時もあります。このレポートをお読みのあなたなら、どう考えますか?

理論構築の基盤(環境)を変えれば、解ける可能性がある。

前回の洞察レポートで最もお伝えしたかった内容が、この「基盤を変える、原点に戻る」です。私たちが構築してきた現状維持の文明は、直線時空の概念に縛られすぎ、局所的で対症療法的なパッチをあて過ぎました。その結果、もはや身動きが取れないところまで来ている気はしないでしょうか?

パッチをあて過ぎてカオスになった法律。同調圧力と不寛容さで満たされた街のルール。あちら立てればこちらが立たぬな脆弱すぎる経営システム。魔道祖師というラノベ・アニメに出てくる姑蘇藍氏の拠点、雲深不知処の大岩に刻まれた3,000以上の家訓のようです。SendmailやApacheの設定ファイルみたいに肥大化しています。

なぜを5回程度繰り返したところで、何も見えてはこないのです。かつて私は、なぜを50回以上繰り返して文明課題を掘り下げ、身をもって学習しました。直線的かつ単純すぎるアプローチで根本原因に到達するのは非常に困難であると。

現状維持の文明は「数千年前の巨人の肩に乗る」のを好みます。しかし、考えてみてください。数千年前の思考ロジックに縛られ、原始的な概念に翻弄され、エリート主義と媒介ルールに満たされたマインドを継承することを。14世紀に生きた人物が提唱したメンタルモデルを、すべての事象に適用して行き詰まることを。

よく考えてみれば、ギリシャ哲学者たちの考えを高度な教養のように扱うことのほうが異常ではないでしょうか。テクノロジーの進歩で考えてみればすぐわかることですが、私たちはなぜか「識者やソートリーダー」のメッセージを鵜呑みにしてしまい、深く考えたり、前提を疑うことを最初から放棄しがちです。

この課題を技術的に説明すると、次のようになります。

この太陽系は、すでに量子コンピューターで構成された未来クラウドで動作している。地球はまだ未来クラウド上に構築された64bitのデジタルな仮想環境、地球クラウドで動作している。地上文明は地球クラウド内で稼働する32bitの仮想環境、地上システムで運営されている。ビジネスは16bitで分析され、経営されている。そして、抑圧と怠惰によって意識レベルの低下した私たち地上人類は、オートパイロット状態で8bitのエミュレートされた原始的な環境で生活している。

ヒトコトでいうと「地上人類は初代ファミコンの世界、太陽系は量子コンピューターの世界」なのです。

現状維持の文明が抱える切迫課題が浮き彫りになったのではないでしょうか。私たちはいつまで二極化モノサシを振り回し、目覚めと眠りの差別でワクワクし、アセンション詐欺でフワフワし、高次元存在とチャネチャネし、光と闇の分断でスピスピし、他者を蹴落とし、競合と比較ばかりする幼稚な計画で勝つことを高度な戦略と考えているのでしょうか。本当は「64bitのデジタルな制限から意識と環境を解き放つステージ」なのです。

まとめると、次のようになります。

意識拡大と環境変化は相互作用的に起きています。それは直線的で単純化された次元上昇ではなく、密度と速度の問題であり、解像度の高まりとして体験される。歴史を通じて直線時空の概念に縛られてきた文明が行き詰まっているのは確かで、いくら過去の延長線で考えても最適解は出てきません。むしろ、基盤を変えることが求められています。基盤を変えるとは、直線的な思考パターンの拡張とメンタルモデルのバリエーションであり、マインドセットが統合・演算する範囲・量・速度が圧倒的に変化することです。


密度が高まると起こる現象

このセクションでは、情報密度と環境の変化について、実体験をベースに解説します。

最近とても恥ずかしい体験をしました。結論からいうと「自分自身にビビって、夜中に飛び起きた」のです。意識の拡大と環境の変化が、私たちの知覚や認識をアップデートすることはすでに述べました。そのことに気づかず、夜中に自分自身(のエネルギー)を地球外生命体の突然の来訪のように誤認してしまったのです。

これだけ書くと、意味不明でバカみたいですが、その時はメチャクチャ焦っていました。

夜寝ている時に、虹のような光が渦のように回転していることは以前からありました。この洞察レポートをリリースする前日も、寝室が青い光で満たされていくのを視ています。目を閉じていても視えるこれらの光は、サンキャッチャーやクリスタルが日光を分解するのに似ており、青、赤、緑など、虹の構成色が不規則にグルグル回っている感じです。90年代に東欧で見た、ディスコの色付きフィルムが回転しているのに似ています。

ところが、この夜はバイブスがまったく異なりました。

何か強烈な違和感を感じて飛び起きると、寝室が白い煙でモクモクになっており、室内がハッキリ見えませんでした。ところどころ、小さな竜巻のように回転していて、布団の周りを雲が取り巻いているような感じでした。登山経験のある方はわかると思いますが、白い雲と煙で周りが見えない、あの感じです。

これはマズイ、何か来た。

そう思って、部屋中を見まわし、煙を観察し、白い雲のような煙に手を通してみたりして、何とかできないか試行錯誤しました。昔よく経験した金縛りでもなければ、耳元で何か延々と囁かれているわけでもないのに、この状況をどうにかしなければと焦っていたのです。しばらく煙と格闘しながら手を動かしていて、気づきました。

この煙、自分から出てない?

緊張が一気に解けていきました。左手を動かしながらよく観察すると、自分の手や腕からも白い煙が出ていました。同じ煙が部屋中を満たしていたのです。腰のあたりで渦を巻いているのも視えました。これがアニメで出てくる気やタオでしょうか。戦闘中に気を練ったことはありませんので、あくまでアナロジーです。

何がいいたいかというと、知覚できる情報も増えているということです。

こんなにハッキリとエネルギーが見えると、次の動きが読まれてしまいます。おそらく感情を隠すことも難しいでしょう。これがオーラの見える人の世界なのかもしれません。一人のエネルギーだけで寝室を煙だらけにしてしまうほど何かを発しているかと思うと、都市はとんでもない景色に見えることでしょう。

重要なのは「一般人が知覚できない情報を得ている人でも、容易に欺かれる」ということです。

私が自分のエネルギーを地球外生命体と誤認したのは、低レベルすぎて論外です。そうではなく、オーラが見える人たちや、チャネリングする人たちがたくさん騙されており、ニセ情報をインターネットや出版、情報ビジネスなどで拡散している現状です。意識拡大と環境変化だけで問題は解決しないことは明白です。

ここ数年で変わってきたことは、他にもあります。

疑われるかもしれませんが、動物や虫とコミュニケーションが取れるようになってきたのです。他にも「瞬間課題解決スキル」が強化されました。瞬時に解決策が情報構造で視える能力のことです。クライアントが要望を述べると、結論と理由が先に視えるが、データを時系列で提示できない。もはや説明するのが面倒でしかたない。説明しても聞く耳を持たれないか、まったく理解してもらえない。そんな、ちょっと不便な能力です。

これをお読みのあなたも、似たような経験があるかもしれません。

このような現象は、環境が変化していることに起因します。環境が変化しているということは、バイブスやエネルギーが以前とまったく異なっていることを意味します。バイブスやエネルギーが異なっているのは、情報密度が高まっているということです。今度から、エネルギー濃度、情報量、知覚の速度を気にしてみてください。

視点・視野・視座が変わっており、同時に処理する情報が圧倒的に増えているはずです。

以前はとても少ない変数で世界を分析していたのに、それができなくなった。ゆえにVUCAな世界だと主張するわけです。実際はもっと多くの情報と変数で世界を理解できるようになっています。昔と同じ直線的で単純化された手法でモノゴトを予測しようとするから、VUCAになってしまうのです。

少し先の未来がわかるといったことが個人的に増えてきています。抵抗せず、素直に新しい方法を試せば良いのです。他にも変化はたくさん起きています。以前のように「水中で無理やり生きているような圧力と息苦しさ」をあまり感じなくなってきました。一方で、不可視の領域や人間の「タガが外れた」感もあり、あらゆる側面でやりたい放題な状況を頻繁に目撃するようになったのも、また事実です。

まだ変化を体感していなくても問題ありません。モザイクのように変化しますから、遅かれ早かれ経験します。

一部の神秘的な団体や、伝統的な理論を重んじる人々、現代科学を「正しさの証」と考える個人にとって、この変化は受け入れ難いようです。特に古代人の超感覚(統合されたマインドと意識の及ぶ範囲)が受け入れられない人々にとって、情報密度と環境の変化は厳しいものになるでしょう。

まとめると、次のようになります。

情報密度が高まり、環境変化が進むにつれ、私たちが知覚し、扱える情報量も圧倒的に増えています。扱う情報量が圧倒的に増えるということは、今まで五感で捉えきれなかったモノゴトも知覚できるようになるわけです。しばらくの間は、戸惑いや違和感を感じると思いますが、変化に抵抗せず、素直に意識と能力を開いていくのが良さそうです。過去のパターンにしがみついていると、予測不能な時代を体験し、苦しむことになります。


環境適応の時期を活用する

このセクションでは、2030年を目安に、環境適応から新文明までの過ごしかたを解説します。

これまで共に検討してきた内容を踏まえると、私たちの思考様式、行動規範が見えてくるのではないでしょうか。前回の洞察レポートでマインドセットを和風に「思考様式、行動規範」と再定義しました。新しいマインドセットを開発し、実装し、自己組織力によって統合することで、情報密度の高まりと環境変化にうまく適応していくことができるわけです。これを私たち人類は進化と呼んでいます。

  • 2030年にマイルストーンを置く
  • 今から6年間を適応期間とする
  • 6年間、変化を進化の材料とする
  • 同時に扱う情報量を圧倒的に増やす
  • 環境との相互作用を強化する
  • 目標達成に不要なものは手放す
  • 最小限からレバレッジをかける

上記7つが、私たちが提唱する「進化の成功要因」です。私たちも、同じことを2015年から実施しています。特に重要なのが「断捨離」です。断捨離が何を意味するのかを理解するのはとてもカンタンで、他人にアドバイスするのも非常にカンタンです。しかし、自分自身には適用しない人が多いのが、この断捨離なのです。

私たちは「断捨離のコツ」を見つけました。

それはトキメキやワクワクではありません。現状維持の文明は、低レベルなエゴシステムや感情にフォーカスして欲望を満たし、人類を操作してきました。しかし、これは進化のための環境適応です。私たちは自身のレベルを上げていく必要があります。いつまでも同じ領域で同じハッキングを受け続けるのを許してはなりません。

断捨離のコツは「やめないこと」です。

ヒトコトでいうと逆説的で要点を得ません。正確には「やめなければならない、捨てなければならないという禁則・ルールを増やさないこと」です。禁煙ではなく、人生の目標を設定する。菜食の強制ではなく、環境へ適合していく。そうすると、ナチュラルかつスムーズに断捨離されていきます。

いつの間にか、なくなっていた。後から気づくことになります。

変化に抵抗すると、進化は激しく厳しい経験になります。だからといって、流れるまま放置していても退化・退廃の流れに呑まれていきます。絶妙なバランス感覚が要求されるのです。強制的にやめさせないけれども、自然に消えていく。そういう状態が理想です。スピ産業にはびこる「大量の妨害術式」も同じです。

経営システム、情報システムも同様です。私たちがお会いした経営者の多くが「もっともっと、掛け算でドンドン増やす」ことばかりにフォーカスし、決して手放さないのを観てきました。その結果、かなりの確率で逆レバレッジが発動し、コストは無駄になり、プロジェクトは頓挫しています。

まず手放してから掴む。それがレバレッジや掛け算の基本。私たちは強く感じます。

スピリチュアルも、情報密度の高まりも、環境変化への適応も、まったく同じです。古いアセンションの概念を握りしめたまま、新しいメソッドや宇宙情報を渡り歩くと、詐欺やニセ情報にガンガン引っかかります。波動やエネルギーなどフワフワ情報や、バキバキの陰謀論は、経済プラットフォームで意図的に操作されています。

そのカッチカチな習慣と、スッカスカな情報を手放さないと、幻想を支える真実を掴めないのです。

高次元存在への憧れでスピスピしながら、情報密度の高まりを「高次元への上昇」として捉えるなら「エリート主義と媒介ルール」を基盤にした詐欺・支配・操作のワナに引っかかります。その結果、目覚め差別、波動差別などがはびこり、自分さえ幸福であれば後はどうでも良いという、利己的な文化を醸成することになります。

どうしてそうなってしまうのか。それが「大量の妨害術式」であり、この情報密度の高まりと環境変化に合わせて混乱を引き起こすための作戦なのです。どうかその「ありふれてはいるが、とても巧妙なトラップ」に引っかからないようにしてください。脆弱性はエゴの肥大化にあり、その脆弱性を利用(exploit)されるのです。エゴシステムをハイジャックしやすいように、経済プラットフォームという基盤が出来上がっています。

思い出してください。あなたも私たちも、人間装置という「非常に高度なテクノロジー」をまとって生まれてきているのです。どうか、経歴や血統に振り回されないでください。現状維持の文明は、経済的な成功者、派手な経歴、資格や学歴、貴族や王族の血統というものをやたらと評価・崇拝します。その幻想を支える真実の世界では「上下関係も尊卑も存在しない」のです。そこにあるのは「経験の差と役割の違い」です。

あなたと私たちは、経験の内容も役割も、まったく異なります。質的に異なるモノゴトを量や虚構で比較する必要がどこにあるでしょうか。もう一度強調しますが、私たちは全員「非常に高度なテクノロジー」をすでに身につけているのです。外部装置や虚構価値に目移りする前に、そのテクノロジーを活性化させましょう!

最後にまとめると、次のようになります。

意図的に2030年までを環境への適応期間と定め、直線時空の世界に論理結界を張る。その魔術結界で「情報密度の高まりと環境変化」に集中し、自身の能力と意識を開いていく。変化を味方につけるためには、断捨離が重要。ただし、禁則・ルールを課すのではなく、ナチュラルかつスムーズに移行できるようデザインすることが重要です。その結果、気づいたらいつの間にか断捨離されていて、重要なものが残り、新しいものと掛け合わされ、意識拡大にレバレッジがかかっていた。そんな理想の状態をつくりだすことが目標です。

コツは変化に抵抗せず、素直で高度な対応をすること。ガッチリ掴んでいた古いマインドセットを手放し、大量の妨害術式を上手に回避し、自身が生まれながらに持っている高度なテクノロジーを活性化することです。

長いレポートでした。お読みいただき、ありがとうございます!