第6章:あなたの世界を抑圧・妨害してきた術式の正体

Mana が 2025年04月01日 に投稿
2025年04月10日 に更新
人間装置の性能強化が進み、個別意識の覚醒が始まると、今まで視えなかった事象や隠されていた術式が姿を現す。あなたの世界を抑圧し、貴社の公益事業を妨害してきた物の正体を明らかにする。

あなたの世界を抑圧し、貴社の公益事業を妨害してきた正体。それは「あなた」である。

これは自己啓発業界やスピリチュアル産業、そして宗教界や神秘哲学において人気のある定番コメントだ。宗教的な説教をエンタメ界に実装したような魅力がある。甘美な響きで何かを隠している気がする。

すべての責任は自分にある。本当にそうだろうか?

マインド技術研究所が40年近い投資基盤と10年以上の研究でたどり着いたのは「部分的に正しいが、技術的にはまったく正しくない」という結論である。自責詐欺なのである。自責詐欺は反転術式により他責詐欺としても現れるため、極性の原理から同じコインを指している。その視座からだと正体は見えない。

抑圧・妨害の正体は術式であり、それは構造からモノサシまで多岐に渡る。正体を見破り、術式解体を行っていく上で重要なのが構造解析と分類である。重要度(被害の大きさ)や解体における難易度などを考慮しつつ、あなたや私という個別意識に近いところを足元・具体とし、大きな構造を段階廃止していく。

仮想宇宙の技術経営を確立し、段階廃止していく過程と全く同じだ。術式解体は仮想宇宙の技術経営において優先されるべき公益事業であり、技術経営者や技師でなければ突破口が見出しづらい特殊分野である。

本書を通してあなたの時間を全体的な構造理解に投資してもらった理由は、主に術式解体のためであった。課題解決における本質は、構造理解とその変更である。


根本原因:多重仮想化による結界術と複雑な連携

構造は術式である。結界術は構造に係る術式である。構造・枠組・系など、振る舞いを決める精心術式が展開・顕現すると物質的な結果として体験される。

術式とは具体的に何を意味するのだろうか。あなたの思考様式・行動規範を定める物である。あなたの思考様式・行動規範があなたの振る舞いを決定する。あなたの振る舞いを決定するのは対象に対する条件付けである。条件付けとはプログラムであり、すなわち術式である。

第4章で検討したように、思考様式・行動規範を定める術式には2種類ある。基本が文明基盤であり、応用が遺伝系だ。人類が研究してきたのは遺伝系である。

図解:人類の現実創造を抑圧・妨害してきた構造

この図は仮想宇宙における問題の根本原因を分析している。これまでの成功法則や宇宙理論と異なるのは、問題の原因を特定しているところである。仮想世界でいかに自分だけ成功するかという、幻想サーフィンではないところが大きな違いだ。

科学が認識を新たにし、理論に大幅な修正を加えることになる。そう予測されるのが、この2025年以降だ。私たち人類は理解することになる。いかに自分たちが物事を極端に単純化し、暴力的にこじつけてきたかを。

心の檻:個人の思考・行動を抑制する端的な幻想

多重仮想化された監獄世界において、最小単位の術式が「心の檻」である。

幻想系:鏡のように作用する「何でもアリ」の仕組

あることないこと成立させてしまうトリックスターが幻想系というコンテナだ。

遺伝系:主に血統を表現する応用術式の貯蔵庫

監獄世界の要衝が「遺伝系」であり、構造でいう深層と表層の中間に存在する。

仮想宇宙:集合的な振る舞いを定める術式の貯蔵庫

抑圧・妨害の根本原因が文明基盤であり、仮想宇宙という巨大貯蔵庫である。


舞台装置:神に囚われた人類が彷徨う多次元宇宙

人類は他者が経営する劇場の狭い舞台装置で強制された役割を演じている。多次元宇宙という舞台装置を支える地球外の存在たちに操られてきたのである。


支配術式:四大元素の均衡操作と極性支配の展開

多次元宇宙は、精妙なソフトウェアが粗雑なハードウェアを生成・統御するという仕様に基づいている。四大元素はソフトウェアの一部である。