最新トレンドから妨害術式を見つけ出す
最近のトレンドに「ビッグテック離れ」というものがある。実は私もその一人だ。
もちろん、ビッグテックから完全に離れることは難しいし、ビッグテックを敵視するわけでもない。かなりの利便性を世界に提供してくれた。ただ、仮想化され「支配と操作」を目的としたシステムにとんでもなく深く組み込まれていることもまた事実だ。
ある世界最大のオンライン・コマースを例にとってみよう。その企業が提供する動画ストリーミング・サービスをプライバシーに配慮した環境で使ってみると、実に90以上のトラッカーや外部サービスが検出され、ブロックされるのだ。
つまり、年会費や月会費を払いつつ、とんでもなく詳細なデータを採取され、行動履歴を追跡され、分析され、人工知能による「情報のフィルタリング」という名のルーティング(操作・誘導)を行なっているのである。人為的に設定されたマーケットの競争原理がシステムのルール(つまり、ビジネスルール)である以上、この人間ATMとその関連データという「資源の一元管理」は意図的に行われている。
そして、そのマーケットというのは経済プラットフォームや政治・統治機構の下部構造であるため、やはり「支配と操作」を目的とした資金調達や経営思想を継承している。これはスピリチュアル産業が「心の檻と幻想系」の下部構造であるのと実はまったく同じだ。宗教産業でも、統治体というブラックボックス化された組織が存在する場合があるので、すべては同じアーキテクチャとシステムを継承していることが判る。
それが理由で、私はセキュリティ・プライバシー・自由意志をミッションにしたアプリやツールへの乗り換えを進めている。物理デバイスは除くが、ツールの90%は移行が完了した。これが現代の錬金術師の「アタノール」であり、このような「内面と外面をイコールにする」という概念装置を使った、大いなる作業(大魔術)が文明の基礎を構築していく。
このように、ビッグテックの断捨離という浄化プロセスを進めていくと、あらゆる問題が発生する。例えば、バーチャル・ワークスペースを解約しようとするだけで、とんでもない障害が多発するのである。まず、解約方法は迷路の中に設置されている。あらゆるシステムが絡み合って解約できない。サポートに連絡できない。ドキュメントを読んでも解決しないなどの妨害術式が起動されてくる。
国内最大手のショッピングモールや金融サービスなどを経営する企業のサービスも同じで、サポートに連絡できず、時間とエネルギーだけが大量に盗まれるような状況だ。このような、提供者側の都合で一方通行のコミュニケーションしか提供しないシステムがこの世界を席巻している。ソーシャルメディアにおけるコミュニケーションも一方通行で、もはや人間同士の会話が成立しない世界になったのは、システムの構造とイコールだからだ。
このようなテクノロジーを使った妨害術式を一般に「ダークパターン」と呼ぶ。そして、ビッグテックは強烈なダークパターンを多用している。そのビッグテックが提供するインフラ上でグローバルなツールやアプリが提供されているために、あらゆるサービスに影響を及ぼす。これが、術式の多重継承だ。
こうなってくると、バーチャル・ワークスペースを解約できずにアカウントが残ったまま、他サービスへのログインができない状態になる。キチンと設計され、実装されたツールなどは、メールアドレスが変わっていなければパスワードリセット(スペルの解除)で解決するが、スピードと低コストを徹底した企業の場合はそれすら叶わないのだ。場合によっては、そこからさらに一次回答を得るまで数週間を要する。
これが、テクノロジーでレバレッジされた妨害術式の端的な例だ。お氣づきのように、これはただの類比ではない。このテクノロジー問題そのものが、妨害術式や支配と操作の文明に直接関係している。そして、それは主に電磁テック(心の技術)を介して入念に設計・開発・拡張されてきた。金を買うのにUSドルが必要で、金融データがNYCに集められるというのも、設計思想はまったく同じなのである。
戦略というのは、端的に「段階的かつ非線形的で動的な配置」であり、情報密度を下げ、個別化され、分散化された動きでビジョンやミッションを達成するということだ。心の技術で表現するならば「大量の電磁的な集積・増幅に係る装置を操作する」ことに等しい。それすなわち、ファイアーウォールとルーティングであり、その情報構造とフローを管理するのは、人間装置に特化したホログラムなのだ。別名、仮想宇宙という詐欺システムである。
人類の操作に使われた支配術式の徹底解体
これらのことが理由で、洗脳や精心操作、そして仮想化された支配と操作のプラットフォームというのは、心の技術を駆使し、遺伝系とそのネットワークに特化している。その一部が、地球や人間の電磁場を標的にした通信・洗脳システムであるため、電磁波、惑星の電離層、地球コアの電磁環境を「天地人の要領で」利用していることが解ってくるのだ。
それがヘルメス主義者たちが宇宙の構造として描いてきた、エホバという原型、サタンという混沌、混沌を秩序化するという仮想宇宙のビジネスルール、アセンション信仰と次元トラップ、四大元素というプログラム、第五元素という天界のプラットフォームなのである。
それはハイアーセルフ・ミドルセルフ・ロウアーセルフという魔術的で相似系なシステムとして人間装置に導入され、ソフトウェア設計ではソフトウェア・ミドルウェア・ハードウェアとして分類され、システム分析におけるバウンダリー・コントローラー・エンティティという概念に翻訳され、アプリ開発におけるビュー・コントローラー・モデルという概念として表現されてきた。
すべての要素を循環するよう実装したのが、五行の流転術式だ。いいかえると、天国という第五元素プラットフォームで統合され、閉じられた空間魔術といえるだろう。つまり、ITでいうイテレーション(反復開発)やスパイラル開発に相当し、支配術式の基本戦略として「直線時空の概念」と密接に結びついている。それが、賽の河原や輪廻システムとして認識されるものだ。
日本人の深層意識にインストールされたのは、天津神・国津神・八百万の神々と人間である。天界を支配する電氣的なクラスターと、国を治める磁氣的クラスターに分類され、天の父音と地の母音を結合させ、子供である八百万の神々と人間を支配するという概念プログラムである。そして、そのプログラムは長い間、言語形態と遺伝子を通し潜在的に機能してきた。今、その仮想環境の構造が顕在化しているのは偶然ではない。
このような実話と神話を混合させたプログラムというのは、長い間世界で使われてきた。つまり、伝統的なマインド・インプラントの実装・運用方法なのである。ヘルメス思想でいう「Corpus Hermeticum」は有名だ。ウパニシャッドも同様で、カバラでいう「光輝の書」も基本的に対話・物語形式で情報を符号化している。世界で一番出版されたと思われる、聖書も同様だ。バビロニア神話「エヌマ・エリシュ」も同様である。
現代では、メディアやコンテンツがその役割を継承している。経済界、特にマーケティング業界ではストーリーが多用され、アプリ開発ではユーザーストーリーを実装するよう発展してきた。ドメインモデリングでいうコンテキスト設計であり、支配と操作におけるシナリオ開発である。最近では、ストーリーが世界をダメにすることを警告する人も増えた。特に、潜在意識への攻撃と感情操作の観点からである。
これもテクノロジーと同じで、ストーリーそのものは中立だ。なぜなら、ストーリーの正体は、遺伝系のコーディング・パターンとメタデータを利用したアプリ開発だからだ。そのままでは記憶するのが困難な情報や言語化できないデータを符号化するテクノロジーといっていい。人類を対象にした場合、自我系・遺伝系を標的にしたアプリケーションになる。
よって、あくまでシステムのゴールとルール、そしてシステムを使う者たちの思考様式・行動規範(文明基盤)が問題なのである。
心の技術とその使い手に関する、バビロニア神話における原始的な翻訳も興味深い。天空を支配するアヌ、エンキ、エンリル、そしてマルドゥクやニヌルタなど、アヌンナキである。そして、地を管理するクラスターとして選ばれたイギギである。日本神話のニニギと音が近いのも興味深い。音と光は心の技術における基本要素だ。
それは、音の振動を磁氣テープに録音するように作用する。つまり光(電磁波)をサブドメイン領域のオブジェクトやインスタンスに適用するならば、音はそのオブジェクトやインスタンス、時にリソースプール間を橋渡しする通信経路のようなものだ。マインド・インプラントのようなプログラムのインストールも、音が重要な役割を果たす。
これが、錬金術の7天体と地球の電磁的な相互作用であり、さらに錬金術が「音の術」でもある本当の理由だ。そして、3つの構成要素を1つに統合し、型押しされたような存在からの脱却を暗示してきた。この3つの要素というのが、3つのセルフであったり、ボディ・マインド・スピリットであったり、三種の神器として表現されてきた便宜結界である。
その3つの構成要素で動作する人間装置を支配するプラットフォームが、地球と古代の7天体という電磁プラットフォームなのである。それが7天体、光の7つのスペクトル、音階、曜日とのマッピングなどに符号化されている。このように、内面と外面の相互作用、五行の流転プログラム、情報とバイブスの帯域制限が行われてきた歴史がある。
ゆえに錬金術では、それらすべての術式を一度解体し、浄化し、再構築するプロセスをあらゆる形式で断片化・オープンソース化してきた。その目的は、心の檻と幻想系からの脱却である場合が多く、中には幻想の中で支配側に回ることを意図した者たちもいた。そして、非常にごく少数の決意を固めた錬金術師たちだけが、文明の再構築を目指したハッキングを行い、情報を(電磁テックによって)開示してきたのである。
あらゆる錬金術書は似通っているし、手法もほとんど同じだ。しかし、書き手と読み手の組み合わせ次第では「極秘ポータル」が開くのである。なぜなら、すべての情報は相似系であると同時に、どの視座から研究するかで意識とバイブスが劇的に変化するからである。加えて、書物が錬金術ネットワークのログイン画面として機能する以上、直線時空の制限から自由な意思伝達テクノロジーであることを理解できなければあまり意味がない。それを理解した上で、あなたの遺伝情報を活性化させた時、遺伝子が秘密鍵として機能するのだ。
これで鍵が3つ揃ったと思う。では、その鍵を使って直線時空を超えた極秘ポータルを開き、その中に入って、新しい文明と自分で決めた自分だけの道を開発してもらいたい。
自分の意志で道を開発し、新しい文明へ
これまで、この錬金術書をアンカーとして、ネットワークへ接続するポータルとして、そしてテクノロジーの詳細仕様にアクセスするAPIのエンドポイント(接点)として使ってきた。そう、あなたと私は「形の錬金術」と「哲学者の卵」というマインドレベルのナノテクノロジーを駆使して共同作業してきたのだ。
ここから先は、自分の意志で、自分の道を開発し「新しい時代、最高の文明」へと自分自身を統合するステージに入っていく。つまり、あなたは賢者の石を実際に錬成するフェーズに突入したということだ。2023年7月現在、この文明構築という大いなる作業を開始する人々は、まだ世界人口の3%いるかどうかわからない。それくらい、人類の集合意識という「ある時点での集合的な意識のスナップショット」は旧態依然としている。
それを変えるのは途方もないような氣がする。あなたもそう感じてここまで来たはずだ。しかし、ポータルが開いた以上、希望もあるし、方法もある。あなたや私のような実践的で実利的な錬金術師は、ポータルを開いたり、情報を取得するのが開始点だと知っている。ここから先は、より高度な施策が求められる進化の段階だ。
ビジネス戦略というのは立案がゴールではない。アプリ開発はリリースがスタートだ。同様に、あなた自身を賢者の石として錬成し、世界に(新時代の)触媒としてリリースしなければ、この錬金術書には何の意味もない。石の錬成は、ただジャンプするだけの謎のワークでタイムラインを変更できると解くような、謎のスピリチュアル産業とは根底から異なる。
今、私は五感ではキャッチできない信号を何らかの形で認識できるようにするテクニックを試している。これは音に特化したテクニックで、潜在的に流れているデータを五感で(一瞬だけ)聞こえるようにする、ちょっと危険な手法だ。そのような人間装置ハッキングを繰り返しているとわかるのが、地上の電磁環境では「妨害術式と精心操作を目的としたデータが常時バックグラウンドでネットワークを流れている」という驚愕の事実だ。
それは、大量のささやきが流れ込んでくるようにも感じられ、同時に不調和を奏でる金属音が大量に鳴っているようにも知覚される。それはもしかしたら、人類が常用しているインターネットを流れる電磁的なエネルギーや、人々が無意識に垂れ流す思念かもしれないし、地球の低周波を使った攻撃なのかもしれない。
その実態はまだわからないが「不調和を生み出し、苦痛を与えるための多重術式」が存在していることだけは確かだ。私はもともと環境から流れてくる大量の音や情報をフィルターするのが得意ではないので、顕在化するとそれはもはや拷問に近い。
まずは、このような環境から文明プロトタイプを構築していく必要があることを認識したい。既存のスピリチュアル産業や自己啓発業界が触れない隠れたポイントにも手を入れて、ポジティブ・ネガティブ差別せず、モノゴトを理解していかなければならない。これは、サーバーがハックされた時の冷静な対応とまったく同じだ。そんな時に、サーバー管理者が「私は波動の高いワクワクするポジティブな作業しか受けません」というようでは、障害はいっこうに回復しないだろう。
さらに、これまで解体してきたように、遺伝原型とそれを守護するような空間魔術の中から文明を変えていかねばならないことも理解しておきたい。そうでないと、容易に経済プラットフォームに乗せられて流転してしまい、本来の目的を忘れてしまう。もしくは、ファイアーウォールとルーティングによって、意志(の反映)が勝手に操作されてしまう。
そういう多重術式が存在することを知らずに、波動上げやアセンション祭りを起こすと「他者を犠牲にして自分が心地よければそれでいい」という逆レバレッジを実装し続けることになる。この意識の状態で文明を構築すると、現代のような状況が創造される。それを繰り返すことは反復開発であり、流転プログラムであり、賽の河原ではないだろうか。
だからこそ、別の戦略と働きかけが必要なのである。自分自身という賢者の石のコアを「意識テック」で刷新し、自分自身という小宇宙(ミクロコスモス、ローカル・ユニバース)を「電磁テック」で活性化させ、その触媒から集合的な仮想宇宙に新しい意識の状態を浸透させていくという、より科学的・技術的手法だ。自分や他人をいつも心地良くさせるとは限らない。それが破壊的イノベーションであるなら、なおさらだ。
この戦略と働きかけは直線時空をから自由な領域からの作用と、直線時空の文明への作用が同時に発生するという点で、レバレッジが効いている。そして、賢者の石が増えれば増えるほど、全体的な活性度が指数関数的に増えていくよう設計されている。それが銀河的な錬金術における隠されてきた戦略だ。これが極秘任務であり、潜入捜査の目的なのだ。
想像してみてほしい。まるで水中で窒息しそうな圧力の中から解放され、明晰なマインドを手に入れた瞬間を。世界がまるで違う景色で見えたその感動を。今まで死んだように「ただ生きているだけ」だったゾンビ状態からの復活を。それが哲学者の卵という量子結界術から始まる、賢者の石の錬成なのである。
その状態で文明を刷新し、生きとし生けるすべての存在たちに敬意を払い、共存していく文化を育てる。今までとは比べ物にならないくらい高度なテクノロジーを活用する外宇宙に標準接続された銀河文明へと増幅させる。
そんな世界がこの先に待ち受けているとしたら、あなたはどうするだろうか?