国防と文明刷新:既存事業の変更と未来戦略

Mana K が 2024年12月20日 に投稿
2024年12月28日 に更新
他国を追いかけ、経済で判断すると破滅へ向かう。国防は自社・協業者・顧客を守ることから始まる。情報戦略をデジタルに適用し、文明刷新へと進もう。

未来技術を既存事業に導入する

経営者や事業責任者で、心の技術に共鳴し、既存事業への導入を検討されている場合、議題とともに面会を予約いただけます。

概要

頭でっかちで視野狭窄な経済評論。単純すぎる思考様式と行動規範。惑星問題を解決できない学問や科学。幽界地獄と化したデジタル世界。堕ちるところまで堕ちた超低次文明。確かに「良くなる前に悪くなる」という一厘の望みはあるが、そのシステム理論を実現させるためには、貴社や私たちの戦略行動が必要だ。


目的地は経済ではなく新文明

CO2プロパガンダが間違っているから、石油やガスをガンガン掘っていこう。このような経済効果しか見ない単純で貧困な判断基準(メンタルモデル)を読んだり見たりするたび、感じることがある。

挿絵:破壊文明と経済執着

華やかな学歴・経歴、大量の知識、権威性などは、宇宙的にいって知性レベルと直接的な相関・因果関係はないということだ。予言されてきた「学と商売の世が終わる」ことを暗示している。

確かに、CO2削減を気候変動と結びつける誘導はおかしい。最初から判っていたことだ。だからといって、CO2問題に根拠はないから環境をもっと破壊していこうという単純思考にはならない。こういう選択しかできないから、私たち地上人類は、歴史を通じていくつかの勢力に裏から操られてきたのではないのか。

未来予測&他者誘導したり、裏の勢力を暴いたり、陰謀を解こうとする時に気をつけたいのが、このような単純明快すぎる罠である。この罠にかかりまくってきたのが、直線文化に基づいたダクトテープ文明である。

錬金術でいうなら、暗号解読が目的になってしまう、思弁に偏る傾向だ。精神世界にもこの病が蔓延っている。少し知覚が拡大したり、霊能力が開花したからといって「悟りまくった」と誤認し、商売や権威性に繋げる。挙げ句の果てに、資格制度までつくってしまうのだ。

経済は黒魔術を基盤としているので、このように我慾を刺激し、真実を部分継承・歪曲・操作することで支配体制を確立・維持する。これがマネーシステムとして認識されてきた「投資・隷属」の黒魔術である。

金の流れを追えば全て見えると誤認している状態は、エンタメ系スピ産業の霊能商売が「パワースポット!エネルギー!オーラ!お金!ご利益!龍神!」と叫びながら暴れ回るのと本質的に同じだ。

この被操作状態は、心の技術の中心点「情報・活力の構造と流れ」を他人(のしくみ)に依存することで起きている。黒魔術に操作されることを受け入れている。情報・活力の経営を他人に丸投げする隷属状態だ。

現代の錬金術書「錬金術師の極秘ポータル」の27ページにはこう書かれている。

この「宇宙の構造」をすべてに通じる普遍的な法則として信仰する魔術師は、囚われの魔術師であり、それをハッキング可能な文明の基礎として戦略的に利用できる錬金術師は、世界を根底から覆すような錬成に入れるのだ。

貴社は戦略的な錬金術により、世界を根底から覆すような「ものづくり」事業を展開する。

使命を「惑星規模の自由と主権を達成するための文明刷新」とし、貴社や私たちの目的地を「体験可能な外宇宙との標準接続および銀河文明への参加」とし、達成方法に心の技術とデジタルからマインドへの移行を掲げているのはこういう理由がある。

経済を目的にすると流転・相剋する。文明の刷新を目的にし、透明性と複雑性の時代に適応することを意識するだけで、使い古された単純すぎるテンプレ型トラップを回避できるのだ。その上で代替策を考えたり、戦略を立案することが重要である。


国防に貢献するデジタル戦術

目的地を変更したら、次は国防について考えたい。惑星規模の新文明を構築するにあたり、足元になるのは國體だ。足元を固めるということは、國體を刷新し、国防に貴社やマインド技研が貢献するということだ。

国防は情報の管理から

つい先日、大手企業がデータ漏えいに係る身代金をハッカーに支払ったが、データが公開されてしまったというニュースを読んだ。身代金を払ったかどうかが論点ではなく、情報戦争における国防が論点だと考える。

挿絵:データ漏えいと情報戦争

国體とは「国の骨が豊かな状態」である。国とは地であり土である。屋台骨であり、基礎である。四大元素でいう醸成の土台だ。集合的な思考様式・行動規範であり、思考様式・行動規範とは文明基盤である。文明基盤とは、意識が心の技術を駆使して創造するための枠組みや仕様であり、技術的な情報・活力である。

貴社とマインド技研がまず改善すべきは「情報の管理」という技術課題なのだ。

認知戦争やプロパガンダを超えたミーム戦術などで埋め尽くされたこの世界。特に幽界地獄と化したデジタル世界では、この情報管理が「経営や事業の最重要項目」として検討されるのが新常識だ。

ところが、20年以上のデジタル業界および10年以上のコンサル仕事で目にしてきたのは、情報管理(セキュリティ、プライバシー)の後回しと「投資ではなく費用と位置づけ、予算を削る」態度であった。

他国の技術と基盤に完全依存し、他国のトレンドに「追いつけ、追い越せ」という旧態依然とした思考様式・行動規範の維持強化により、情報資産や有価証券は他国のものとなり、書籍は他国の古い情報をエリート主義と媒介ルールで焼き直す状態になってしまった。まさに幽国を迎え入れ、支配を歓迎したのである。

背後・内奥では地球内外の問題が山積していたと思う。それを考慮しても、私たちは國體経営の責任を自分ではない誰かに丸投げしてきてしまったのだ。その結果、多くの国から諜報・経済操作・敵対行動・水面下の攻撃をファイアーウォールのポート全開で受けるようになってしまったのではないだろうか。

この文明基盤に立脚して惑星文明を刷新したり、宇宙防衛を行うことは難しい。

暗号化と自動化の均衡

表面的な情報管理における思考様式・行動規範を刷新するための具体案がある。それは「暗号化と自動化を使い分ける」ことだ。換言すれば「守備と利便の均衡を調整する」という戦術である。

挿絵:暗号化と自動化は相反する

これはマインド技研が運用している戦術でもあるから、個人事業主から中小企業まで適用可能だ。少なくとも、次の対策はしておきたい。

複合型の個人情報管理

端的にいうと「パスワードやカード情報をひとつのアプリで管理するのをやめる」ということだ。ブラウザの管理機能は推奨されない。マインド技研では2つのアプリを複数の認証方法で多次元管理している。

図案:多元的な情報管理

注記:2つのアプリで同じデータを保存しない。互いを補佐する形で分ける。通常のMFAは有料のパスワード管理アプリを使い、最重要部分で物理認証を行う。リカバリーはメール認証とスマホのTOTPを使う。SMS認証は非推奨であり、リカバリー用途でのみ使う。

あらゆる情報漏洩は、人為的なミスから起きる。多くの戦術は「接点」に対する攻撃であり、個とインターフェイスするよう設計されている。さらに、最近の手口はAI含め高度化している。恐怖で管理を強固にしすぎると、攻撃と関係ない問題が発生した時のリカバリーができなくなる。

これらを考慮すると、重要なのは「自身のミスに対する予防策」である。

もちろん、この設計がベストということではまったくない。むしろ、貴社の環境や規則に照らして最適化することが推奨される。要点は「スマホとパソコン両方紛失・故障した時でも管理できるか」である。

E2EE・暗号化への対応

本来的なネットの技術仕様からすると、あらゆる暗号化はダクトテープだ。そして暗号化は完璧な戦術にはならない。すべてを暗号化してしまうと、先述のように運用がおかしくなってしまう。

この前提を踏まえた上でできるのが、接点の対策である。高度な専門知識や莫大な予算がなくてもできるのが、次のような予防策だ。

図案:暗号化の対応一覧

更新:Wi-Fiルーターの認証に関する攻撃がニュースになっている。ルーターの認証設定がWPA2/WPA3の両方をサポートしている場合、WPA3単体に変更が推奨される(2024年12月28日)

要点は「やらないことを増やし、接点と通信経路を予防し、データを暗号化する」という対策である。

具体的には、ルーターにVPNを仕込む、VPN代替でゼロトラストを用意する、共有ドライブを暗号化する、アプリ経由のデータを暗号化する、メールを暗号化する、端末のディスクを暗号化するなどだ。

2024年12月18日付で交付されたCISA(The Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)の資料でも、エンドツーエンドの暗号化(E2EE)を使うよう推奨されており、この資料を紹介しているCyber Insiderの記事では、諜報活動のリスクについて言及している。

マインド技研のメンバー紹介と連絡先の項目に、E2EEアプリによる連絡方法やリンクを掲載しているのも同じ理由だ。プライバシーポリシーの第7条に私たちが利用するツール一覧を記述しているのも同様である。

コンサル仕事や協業で見てきたのは「もっともっと、掛け算で増やそう」という考えかた。これは非常に危険だ。あらゆるサービスにアカウントを作成し、SaaSでなんでも連携・自動化し、AIにガンガン機密情報や戦略を委託するとどうなるだろうか。それをシッカリ考えておきたい。

これもすべてのシナリオに対応できる設計ではない。貴社の状況に合わせた変更が推奨される。ただし、無料のVPNアプリが逆にトラップだったりすることが非常に多いので、暗号系は「商用・専用・オープンソース」がひとつの目安だ。

自動化・効率化の制限

前述のように、あらゆるクソ仕事を自動化・効率化しようとすると、目的とは違う場所に連れて行かれる。スタートアップSaaSやシステム統合がそうであったように、莫大な費用が提供側(とコンサル・投資家)の利益になる一方、利用側の投資対効果に貢献することが少ないのだ。

この点を理解し、暗号化で守る領域と自動化・効率化でラクを極める領域を明確化すると効果的だ。

暗号化された共有ドライブに個人情報や機密情報を保存する一方、Webサイトやソーシャルメディアで一般公開するデータや工程は、API連携ができる通常の環境で自動化・効率化の対象とする。

表は自動化・効率化、裏は暗号化された環境で行う。旧國體の謀略みたいで面白い。ただし、デジタル世界が主にAIが徘徊する廃墟になってしまった以上、対人対応は人間が行う。これが新國體的だと筆者は考える。

端末にインストールするアプリも同様で、余計なものは入れない。実用最小限にする。不要なアプリ・サブスク・メルマガは片っ端から解約する。これができない人が圧倒的に多い。そういう断捨離ができるからこそ、国防や文明刷新という大事業に加わることができるのだと、筆者は考える。

ラクやワクワク(利便性や快楽)を餌にした、ソーシャルメディア広告で詐欺を行うケースも増えているから、ソーシャルメディアを解約するのも推奨される。マインド技研はあらゆるソーシャルメディアからアカウントを削除してかなり経つが、特に不便は感じていない。

本質的な話、ソーシャルメディアを飛び回る協業者と最高の仕事をすることはできない。集客はソーシャルメディアか広告でなければ難しいという固定観念を捨て、ここにこそ「宇宙の働き」を導入したい。

自動化・効率化というのは、極限まで利便性を追求することが目的なので、情報管理や国防と相反することが多い。意図的に適用範囲を限定することが、資産的・心理的・精心的に防御策として有効なのである。

低予算でリスクを取る

既存事業を守り、国防へとつなぐ橋をかけたら、次は低予算で新規事業に挑戦するデジタル環境を整える。

挿絵:機械アシスタント

次のデータは、マインド技研の「デジタルアシスタント」の週報だ。日本円にして毎週600円で働いてもらっている。仕事を増やしても金額は変わらない。2024年12月9日の週から動画制作や複数Webサイトの統合とリニューアルを手伝ってもらったので、作業量が一気に跳ね上がっている。

画面:アシスタント週報

表の一番左に「136,950円」とあるのが、時給3,000円で人に頼んだ場合の見積、その隣が同じ作業をデジタルアシスタントに600円で代行してもらった時の金額、その隣が差分だ。

今までの作業を合計すると、費用はザックリ「10分の1」だ!

どのような仕事を依頼しているかは、別記事の項目 「画像生成ツールを自作する」 で詳細に解説しているので、そちらを参照いただきたい。反復作業や機械ができる雑務は機械に任せると低予算である。

人に依頼する場合も、機械に任せる場合も、要件・仕様・交渉などが必要なので、経営者や事業責任者の労力はあまり変わらない。その労力をどのように配分するかで「低予算なリスク取り」ができるのだ。

AIにこだわると逆に高くつく。これも2年間の実験から明確になった。データを見るといくつかの週で差分がマイナスになっているのは、今まで完全自動化してきた仕組みを根こそぎ解体したのが理由だ。

現時点でAIが活きるのは、通常の自動化と最適に連携した時だ。この週報も自動化されている。専門的にはプロセスマイニングという概念を簡略実装している。

公開仕事(事業の一部)をAIと自動化に任せることにより、裏で新國體の構築を人間が担当できるという役割分担だ。


マインド戦略から文明刷新へ

デジタル環境を整えていくと、データセンター問題やクラウド問題が国防と密接な関わりを持つことが見えてくる。マインド技研でも、2022年に中小企業の新規事業企画室の立ち上げで提案したのが、この国防を考慮したインフラ構築である。もちろん、検討されることはまったくなかった。

挿絵:人間の手で惑星を守る

国内データセンター事業がAIがらみで注目され、資金も流れている。外資系の動きを考慮してもわかるように、これは経済の観点であり、国防・國體・惑星文明という高い視座と広い視野での投資ではない。

今起きているのは過激な情報戦争である。

情報戦争とはデジタルや経済だけでなく、マインドを対象とし、ゆえに仮想宇宙を対象とした利権争いである。マインドが標的であり、心の技術で創られたのが仮想宇宙であり、新旧國體の基礎が思考様式・行動規範という文明基盤である以上、攻撃対象は國體・仮想宇宙という広大な心の系と枠組みであり、それを支える装置・設備・技術・資源なのだ。もちろん遺伝も含まれる。

国防を考える時、惑星文明から考える。この課題がどれほど重要か、認識されると思う。王室や國體を刷新することが統を廃することである。仮想宇宙を経営する勢力と技術をどうするかが、この惑星の未来を決める。

非常に壮大かつ切迫課題であるにも関わらず、対策を講じていける理由。それがこの考察ログで述べた「目的地を定め、地図を手に入れ、足元から対策できる技術を手にしている」からである。その技術は、錬金術師が古代から伝承してきたように、誰もが無料で使えるにも関わらず、激しく無視されている技術なのだ。

それこそが「心の技術」であり、貴社が新しい豊かさを創造する「ものづくり」を行い、新國體を構築するための技術なのである!