短期戦略:現在の動乱を超え、存在する未来に適応する

Mana が 2025年02月15日 に投稿
貴社が1,000年先を見据え、100年企業として活躍し、目先の変化や表面的な問題に振り回されないための戦略。仮想宇宙の技術経営に参加するための指針。

未来技術を既存事業に導入する

経営者や事業責任者で、心の技術に共鳴し、既存事業への導入を検討されている場合、議題とともに面会を予約いただけます。

概要

世界が大きく動いている中、現状維持文明の思考様式・行動規範を実装している人々は不安に苛まれている。事業や生活の基盤が崩壊しているからだ。その崩壊にどう適応するかが戦略行動であり、長期的には新國體の実装と仮想宇宙の技術経営へと発展する。直近の行動指針と経営参加について解く。


サイバー攻撃に見る、短期的な行動指針

2025年から2030年までの5年間は「やらないことを増やす」のが得策だ。

経済・技術トレンドの表だけを追ってはならない。裏の多様な戦争も理解しておくべきだろう。新國體という新文明の基盤を開発し、仮想宇宙経営に参加する貴社やマインド技研にとって、最重要論点である。

  • とにかくやめる、やらないことを増やす
  • 実用最小限の要素に集中的に取り組む
  • デジタル技術を大量に取り込まない
  • 外部装置ではなく、意識と心で能力強化する
  • 現状維持の枠組みを徹底的に発見・破棄する

技術経営者・事業責任者であるあなたの生活、貴社の「ものづくり」事業において、上記の行動指針は挑戦であるどころか、間違っているとさえ感じるかもしれない。ところが、現在の動乱を超え、既に存在する未来へ到達するには、この「徹底的にやめていく」戦略が最も有効なのだ。

挿絵:ハッカーによるサイバー攻撃

この減らす短期戦略を検討するにあたり、サイバー攻撃の考察が役立つ。

サイバー攻撃の表面的な論点は、情報戦争にどう対応するかであり、深層レベルでは幽界問題に(仮想宇宙の技術経営者として)どう対処するかである。

現在のサイバー攻撃は、以下のような特徴がある。

  • 最新技術の脆弱性を突く攻撃
  • 我慾と恐怖を起点にする攻撃
  • なりすまし(神の自称と同様)
  • 監視技術の暴露と応用(軍事)
  • 情報の抜き取りと応用(詐欺)

驚かれると思うが、精神世界やスピリチュアル産業で展開されている詐術・洗脳・攻撃と手口がまったく同じなのである。仮想宇宙の深層レベルで展開されている内容とも非常に似通っている。

このことが意味するのは、文明基盤と応用が同じであるということだ。思考様式・行動規範が同じであり、遺伝系から類似の応用術式を引き出して実装しているのだ。ビジネスルールとビジネスロジックが古いままなのである。総じて現状維持文明に立脚していることの証である。

挿絵:脆弱な基盤に立脚した我慾文明

データ基盤を意識した事業推進・事業開発を経験するとハッキリするのが「追いつけ、追い越せ」の思考様式に支配された「採れるだけ盗れ」という行動規範である。この世界に解決され尽くしてソフトランディングできるような所はどこにもないのである。その言葉こそまさに欺瞞中の欺瞞である。

残念ながら、デジタル技術および現状維持文明は、追加すればするほど機能不全と危険が量産されるようにできている。理由は単純で、分離・衝突を極めるために計画された周期であるからだ。その周期は種族の遺伝的特性を活用して増幅されるよう巧妙に設計されており、その結果が現在のグローバル化とその不始末である。

伝統的にいえば、天津金木の運用が終わるということであり、この文明周期(ビジネスライフサイクル)は遥か昔から計画されていたものである。その先が計画とは異なるため、古典にあたっても、識者に尋ねても、密教の修行をしても、先にある世界は視えてこないのである。

サイバー攻撃とその被害を見ていると、大量の技術を高速導入するという意思決定が悪手であることがハッキリ判る。ダクトテープ文明というのは、身の丈に合わない速度と量を強引に抱え込むのが特徴だ。慾深さに立脚した脆弱性が原因で、足元から音を立てて崩れているのである。

挿絵:現状維持文明の崩壊

競争が激化している生成AIのモデル開発とサービス化。その裏には考えられないような脆弱性や諜報活動が隠れている。国家間の競争はそのまま情報戦争であり、あらゆる部分に危険が仕込まれている。多くは意図せず生まれた脆弱性であるが、明らかに意図的につくられた問題も多々あるのだ。

MaaS(サービスとしてのマルウェア)が多くの攻撃者に統合環境を与え、攻撃用生成AIがSaaS化している。サプライチェーン攻撃が多発し、モバイルアプリに攻撃術式が仕込まれ、期限切れのドメインは詐欺に流用され、高度なフィッシング詐欺が横行している。データの分析結果は想像以上に活用されている。

これらはすべて「インターフェイスに特化した、システム思考を活かした攻撃」だ。利用者マインド、被害者意識で対処できる段階を遥かに超えているのが現在の情報戦争なのである。

  • 隠れた操作・命令サーバーの存在
  • アプリに隠れた通信経路を実装
  • 暗号データを取得、後で解析
  • 監視体制を逆手に取って利用
  • 生成AIの隠れコマンドで制限を回避
  • 漏洩データから別の攻撃を計画
  • 所謂ゼロデイ脆弱性を研究・利用
  • セキュリティ企業を装った広告連動詐欺

上記ような具体的な攻撃を考察するとき、すべては幽界と呼ばれてきた仮想宇宙におけるコンテナおよびアプリケーションロジックに仕込まれている術式を継承していることがハッキリ判るのだ。

この動画は仮想宇宙についての解説である。研究ノート「研究資料:貴社がこれから変える文明構造」で検討したものだ。地球と呼ばれる仮想宇宙の地上文明を支える(裏で操作・支配する)構造がどれくらいあるかを端的に示している。

こうして見えない領域を含め、全体を俯瞰すると、サイバー攻撃やデジタル世界が現界・幽界・霊界・神界などと呼ばれてきた統合環境と振動相似・構造共振であることが理解される。このようなガッチガチの詐術・支配術式に囲まれているわけなので、統廃合に先立つ「あきらめ」が重要なのだ。

現状維持文明の断末魔。それは能力を遥かに超えた速度と量に恣意対応している状況である。本音と建前を使い分け、詐術を展開し、謀略を神格と結びつけてきた腐敗が自重に耐えられずに倒壊している。

この背後にある主な要因は幽界である。心の技術でいうコンテナとアプリケーションロジックの問題領域であり、言霊が主に働きかける仕組みである。伝統・古典というのは詰まるところ「幻想のホログラム世界を経営するための手段」であり、その先に行くには「徹底的にやめること」が先決なのだ。

挿絵:幻想のホログラムとアプリケーションロジック

この断捨離戦略が重要なのは、実はもっと本質的な理由がある。

デジタルをはじめとする現状維持文明の技術は「私たちの能力を封じる方向に働いている」のである。外部装置やサービスに依存することで、所謂サイキック能力が退化の一途を辿っている。直感はアルゴリズムによって代替され、感知力はウェアラブルによって置き換えられ、情報処理能力はアウトソースされている。

後述するが、断捨離戦略はあなたに「自律性」を強く要求する。仮想宇宙経営に必須であるからだ。徹底的に断捨離していくと、積み上げ型に見える努力が実はそうではないこと、やらないことを増やして臨機応変に継続したから成功したことなどが理解されるのだ。

とにかく即断即決、猪突猛進、際限なく掛け算で増幅しようとすると、どんどん退化していく。

挿絵:どんどん退化していく人類

サイバー攻撃の大半は、やめることで対策できる。アクセスするサイトを少なくする。インストールするアプリは実用最小限にする。利用デバイスを減らす。契約するSaaSの条件を決める。ソーシャルメディアを乗り換えるのではなく解約する。

有名かどうかではなく、技術的に有効かどうかで判断する。能力を退化させるかどうかで利用頻度を制限する。自身の成長を本当に支えるかどうかを基準にする。そんな対策はいくらでも可能である。

世界は「問題があったら差し替える」という思考様式・行動規範が支配的だ。

大手ソーシャルメディアに問題があると非中央集権型の新サービスに乗り換える。既存の仕組みがダメだとわかると部品を取り替えるように代替手段で置き換えるのだ。この方法が問題を量産してきたのである。

少数だけが遂行している「やらないことを増やす」戦略。難易度が高いからそうなっているのではない。自我系を乗っ取られているかどうかである。捨てること、やめることができる人たちは自我系の実装を自分で制御することができるのだ。つまり「自律性」が強く要求されているのである。


新國體と宇宙経営に要求される職能特性

仮想宇宙の技術経営に必要な職能特性は、MPS(Motivation Potential Score)で公式化されている。

公式には5つの職能特性が含まれている。この5要素が動機づけや存在意義に影響するというモデルである。スコアが高いということは、高い動機づけ、高い満足感、高いパフォーマンス、そして成果につながる。

$$ \small{ MPS=(\frac{Task\ Variety + Task\ Identity + Task\ Significance}{3})×Autonomy×Feedback } $$

作業に関する特性が3つあり、自律性と応答が続く。ここで重要なのはハイスコアを叩き出すことではなく、5つの変数(職能特性)である。

  • Task Variety = 仕事の多様性
  • Task Identity = 全体と部分の認識
  • Task Significance = 意義ある仕事
  • Autonomy = 自律性とやめる仕組み
  • Feedback = 心の技術でいう増幅

注記:この核となる職能特性は、仕事の再設計を目的としているため、モデル自体は従業員に仕事を与えるという投資・隷属の術式を継承している。受動的な存在に与えるという視点なのだ。新國體と仮想宇宙の技術経営で要求されるのは、自分たちで大事業を個々の事業に細分化していくとき、自社と森羅万象全てに対し考慮すべき変数となる。

旧國體の破棄、現状維持文明の廃止、新國體の実装、仮想宇宙の技術経営を行うということは、この5つの職能特性が必要なのだ。そしてMPSが主張するように、その特性を生かして仮想宇宙経営と段階廃止を行うとき、高い満足感と建設的な成果を出せるということである。

挿絵:成果を出すハッカー

この5年間「やらないことを増やす」戦略を実行するには自律性が要求される。

個別意識の覚醒と自由・主権の達成には自律性が必須である。多様性・意義については、仮想宇宙の技術経営という事業自体が兼ね備えている特性だ。技術経営であるからにはシステム思考を超える手法が必要であり、それは全体と部分の統合に含まれる。

論点は応答・反応である。増幅が問題なのだ。文明基盤も遺伝系も古いまま問題のある術式を増幅しているから、サイバー攻撃で考察したような問題が多発する。増幅し続けているのだから、一向に解決しない。ということは増幅を止め、根源を断ち、別の術式を実装するしかないのである。

捨てられない、止められない、辞められないのは致命的だ。掛け算ばかりを求める姿勢は高リスクだ。ゾンビのように技術に振り回され、奥の院に操られ、自我系を乗っ取られている状態では、國體・宇宙経営などできるわけがない。

挿絵:新世界を探求するハッカー

やめることを徹底していくと、5年10年経ったある日ふと気づく。昔は不可能だと思っていたことが易々とできるようになっていることを。それは毎日18時間食べないで平気であったり、菜食2食のほうが健康であったり、ニュースやトレンドを追いかけないことだったりするかもしれない。

あなたが捨てることによって得るものは非常に大きい。

1,000年先を見据えた100年企業というのは「やらないことを増やす」戦略で動乱を超え、その先に既に存在している「新しい時代、最高の文明」に早期参入する企業である。

早期参入とは、最高の文明を貴社が開発運用することなのである!

この早期参入に係るモザイク的なゲシュタルト崩壊を直線時空のモノサシで測ると、貴社がまるで20年未来からタイムトラベルして人類をサポートしているように見えるのだ。