アート解析:異世界はどのように生まれるか

Mana が 2024年10月07日 に投稿
異世界、もしくは幽界。これまで言及を避けてきた実体験をアートで表現。別世界を生み出す構造の理解。新時代の「ものづくり」に役立てるための考察。

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概要

オイルパステルと生成AIを組み合わせ、複数の異世界体験をまとめてアートに。そのアートを解析しながら、異世界がどのように創造され、幽界はどうして幻想の産物なのかを明確にする。


複数の異世界体験を一箇所に

百聞は一見にしかずではないが、100行の文章を読むより、アート作品を一瞥するほうが高速かつ大量の情報を処理できる。しかも、そのアートが複数回にわたる異世界・幽界体験をまとめた作品であれば、とんでもない量の情報をギュッと圧縮して提供できる。近未来のテレパシーのように。

異世界体験の凝縮・抽象化

最初の作品は、体験全体を抽象化している。ゆえにサイケデリックでもあり、サイキックでもある。この二つの体験は、どちらも別領域の電磁体験に過ぎない。帯域・領域がいろいろあって、定義するのは難しい。

この作品は、バリ島でウッカリ体外離脱してしまった時の世界と、日本で夢旅行した時に遭遇した地下世界、東アジア的な幽界のとある領域をまとめたものである。顔なし(のように感じた)種族にベタベタ触られた経験、恐竜のような巨大戦士から逃げた地下経験、異世界植物を詳細に観察した経験を均一化した。

幽界の植物と体験のまとめ

次は生成AIが過剰表現してしまった同系統の作品である。ここで注目したいのは赤い花だ。正確には赤い花のような頭部を持つ、胴体が短い竹のような動物的な植物である。山の上にある古びた寺院から一本道を降っていた時に遭遇した気持ち悪い植物だ。たまたま、生成AIがソックリの頭部を描き出したので掲載した。

現界で起きている時も、白昼夢のような形で「何かの顔」を視ることが多い。入眠時に攻撃を受けていた時も「呪詛を吐く顔」や「睨みを効かせた異星人」のような映像を視る。ある意味では幻想だが、ある意味ではホログラム映像をハッキリ見ているようなものである。

これが心の技術で何かを視ることにつながっていく。目を閉じて渦を観察するのも、頭部中心に電撃を受け、鮮やかな色を視て知覚が変化するのも、すべては同じところに集約される。

今日は2枚の類似アートを共有した。これらは、オイルパステルで粗く手描きした抽象画を下地に、生成AIで詳細を描き起こした作品である。再度、手描き統合する予定ではあるが、どうやって協働作業を進めたかを公開レポジトリにて共有している。

パッと思いついた時に、粗い下地を手作りし、生成AIに手渡す。楽で高速な試作品のつくりかたである。アートの下書きやアイディアをネットで集めるより効果的。個人的にそう感じる。


異世界はどのように創られるのか

今回のテーマである「世界創造」の一端について、幽界問題に焦点を絞って書いてみたい。

結論から述べると、幽界は幻想系の上に構築された代替現実を基盤としている。技術的には、幻想を生み出す仮想宇宙の下部構造が、惑星環境や連動する外部環境(他の惑星など)と相互作用し、仮想宇宙の内部に別の仮想環境を構築できるようになっているのだ。

情報技術に例えるなら、仮想マシン内で、別の仮想マシンを立ち上げることに似ている。もっと正確に表現すると、仮想マシン内にPythonの仮想環境を用意する作業に似ている。専門的には「virtualenv」を構築し、現実創造の一部を下部の幻想系として隔離するような技術だ。

国や地域を変えると、訪れる場所も異なり、建物や存在たちも変わる。すごく古い思想を継承しているものもあれば、直線的な時空間を歪めた土地と文化を混ぜ込んだものもあった。

これが惑星環境や仮想宇宙を基盤・起点に世界系が集積・増幅していると考える理由である。中元節に霊的攻撃をガンガン受けてしまうのも、あらゆる世界系が連動している証拠だと考える。

これら下部構造が、仮想宇宙全体としての監視・操作の階層構造と絡み合って存在しているのが現在である。マインド技研の見解では、ヒエラルキー・光線管理・ブラザーフッド系はすべて支配術式と系の運用だ。

この基本構造をあちこちで部分的に分離し、さらに歪曲された想念により実体化・具象化している世界が幽界ということになる。あらゆる思い込み、執着、欲望などが蓄積した結果であることはいうまでもない。

それを解体することは、現界の幻想を消滅させることにもなる。この意味でPythonの仮想環境や、入れ子の仮想マシンなどは比喩として適している。つまり、あらゆる振動フラクタル・構造トポロジーの恣意的分離と実装によって有害なホログラム世界が大量発生しているのである。

知覚するに、現状維持文明は別系統のあらゆる幻想系と大量の心の檻が畳み込まれるように影響を与えており、その意味で、あらゆる物理・論理・仮想環境が入り混じったネットのクラウド環境は幻想系・遺伝系を合わせた構造の劣化版として認識される。


幻想・異世界・体験を活かす

ヒトコトでいえば、幻想は現実である。

時空は実存ではないとか、この世界は幻想であり実在しないとか、自分は存在しないという極論が後を絶たない。幻想とは実在する具象である。それは心の技術・集合的な想念・遺伝系・幻想系など、複数の構成要素が関与して(意図的に)創り出されている。もちろん、現界もそうである。

幽界と呼ばれる領域もまったく同じで、人間が文明基盤・技術基盤の上に構築し続けてきた想念が特定の領域に具現化した状態である。それを私たちは時にリアルに、時に別の感覚器官で体験する。現界と感触が異なり、持ち越せる情報とそうでないものがあるのはそれが理由だ。

技術的にいえば「ある特定の周波数帯域にホログラム世界を創り出し、帯域に互換性のある感覚器官を通して体験する」のである。人間装置という名前の由来はそこにある。我々の本尊である意識は、あらゆる周波数帯域に浸透し、計算機のポインタをズラすようにあちこちの情報エネルギーを解釈している。

ラップトップが解釈できる領域、スマホが解釈できる領域。どちらもほとんど同じだが、得意分野も解釈の方法も異なる。この考察をラップトップのワイド画面で閲覧するのと、スマホの縦画面でスクロールするのでは、心象も内容の理解度も異なるはずだ。

同じことがクラウド環境や生成AIの計算にも当てはまる。貴社の経営ダッシュボードに表示されている各種数値は、ラップトップやスマホが生成した生データを抽象化して表示している。生成AIが学習した情報と入力された情報をもとに出力する内容は、ある種の抽象・心象の再構築といえる。

それはまるで現界の体験を霊界からザッと確認するような感じだ。もしくは、現界で活動中の魂ビーコンを地下世界シャンバラで監視・操作する支配術式のようなモノだ。

これら問題を解くべき課題に変え、心の技術の研究開発を進めていくことが大切なのはなぜか。

それはこの高度な技術が「惑星テラフォーミング」への道筋であるからだ。幽界も現界も、心の技術で構築されているためである。技術は同じでも、設計思想や運用に問題がある。

解くべき課題が文明基盤(思考様式・行動規範)であるとしたのは、これが理由だ。以前の研究ノートで「まずは自分を準備する」ことが錬金術師にとって必要だと述べた理由もここにある。

未体験の内容、未踏の領域、未知の技術。それらを頭ごなしに否定するのは、自身の可能性を自ら閉すことに等しい。古書を読み漁り、他人の配布する情報で勝負し、わざと難解で秘教的な内容を羅列する極度に思弁的な文化にしがみつくのは、自分自身を変革するという文脈において、非常にリスクの高い選択だ。

アート思考やシステム思考を思考として云々する前に、自分でアートをつくり、システムを構築し、自分をその世界に浸透させ、介在させ、あらゆる角度から検証してみることが推奨される。

そうすると、理論ではうまくいくことが、構成要素の制限と組み合わせにより実装・実証・実現できないことなどが多々出てくる。そこでどのように組み直すか、再展開を図るか、そういった工夫が創造性につながる。

この惑星に設置された高度な仮想宇宙も、そのような試行錯誤の結果できあがったものだ。ウエツフミ、古事記などにも書かれている通り、古代の神々として認識されてきた種族たちも、かなりの長期間、試行錯誤を続けてきた。王族が率先して手を汚してきた結果、このような系が運用されている。

この重要な錬金術の実践が蔑ろにされてきた。それが「現状維持文明」なのである。これからの文明は、透明性と複雑性の時代の中で構築される。手を汚すことを厭わず、自分の体験を通して心の技術を駆使できる「ものづくり」の達人たちが、先駆者となって多密度創造に参入する。

この近未来構想は納得がいくだけでなく、技術的にも説得力の高い未来情報なのである。そしてそれは、昭和の時代に精神世界の研究者が目指してきた、アカヤシヤやエーテルと呼ばれた素材を扱う技術へとつながっていく。