高密度な情報・活力を操作し、仮想宇宙に現実として顕現させる。ソフトウェアからハードウェアを生成・統御する。そのための方法が術式開発であり、開発工程と動作環境を理解することが必要だ。
すべてに共通する理には大きく分けて2つある。ひとつは外宇宙と仮想宇宙に共通する理。もうひとつは仮想宇宙限定の環境設定である。公益に寄与する事業では、2種類を同時に考慮することが理想だ。
文明課題を解決する「ものづくり」事業において、解くべき最重要論点がある。それは、現状維持文明を支えるこの仮想宇宙の技術的な構造である。問題を生み出す構造を理解し、それを変えていくのだ。
あなたと私はある場所に囚われている。普遍意識や宇宙意識として知られるこの仮想宇宙である。その中に存在する術式こそ、これから私たちが「技術的」に解体するものだ。
歴史を通じて誤解されてきた錬金術。その正体を明らかにするとともに、新たに錬金術の研究を始める際に役立つ情報を記録。