前書き:職業は錬金術師

Mana K が 2023年07月04日 に投稿
2024年12月24日 に更新
これまで隠れて活動してきた現代の錬金術師たちが、どんどん表に出てきている。その理由と彼らが手がけてきた仕事を明らかにする。

私の職業は錬金術師。といっても、ここは異世界でもゲームの中でもなく、もちろん中世でもない。現代にも錬金術師は存在する。ただ、彼らはそう名乗っていないだけなのだ。

それは魔女や魔術師も同じだ。彼らも表の職業はスピリチュアル・カウンセラーを名乗っていたり、別の職業で生計を立てながら、密かに術式を組んでいたりする。

今までは私もコンサルタントを名乗りながら、ビジネス戦略やプロダクト戦略を立案し、開発チームをマネジメントしていた。実はその裏で、錬金術や魔術を研究し続けてきた。

最近になってなぜ、多くの術者が裏の職業を表に出すようになってきたのか?

それには多くの要因や仮説がある。錬金術師らしい理由をあげるならば、それはこうだ。惑星のエネルギーが明らかに変化してきたからである。

どうして惑星のエネルギーが変化すると、裏の仕事を表に出せるのか。興味深いことに、それは陰謀や謀略といった、影で行われてきた工作が白日の下に晒されるのと原理は同じだ。

ここではあえて、昼の時代とか夜の時代という、適当かついい加減なスピリチュアル産業の専門用語は使わず、錬金術師として原理を述べておきたい。

惑星のエネルギーが変化している理由、メカニズムは次のような感じである。

惑星自体のシステム構造に変化があり、仮想宇宙の構造、地上人類の遺伝系、集合意識の様相が変化し、それによってエネルギーの流れが変化しているのだ。

これは、占星術など統計的な話というよりも、隠れた改革者がひたすらシステムをハックしてきたというところが大きい。その職業のいくつかが魔女であり、魔術師であり、錬金術師である。

おそらく、私たち術師の遺伝子には、迫害や排斥、拷問や攻撃などの経験と設定が術式として刻印されている。それが強力な檻となり、ブロックとなってきた部分も大きい。現在進行形で攻撃を受けている理由も同じだ。大きな力を出せない理由はここにある。

ただ、悪いことばかりではなかった。

隠れて働く良い面は、静かに集中できるということ。黙って仕事をしないと、意識とエネルギーが霧散してしまうからだ。これでは情報の構造と流れをつくることができない。静かに集中することが必須である。

これは錬金術師なら誰でも知っていることだが、氣を散らしてばかりいると、賢者の石の錬成には失敗してしまう。孤独に黙ってひたすら作業。これは中国の錬丹術、特に内丹術も同じである。

よって、アニメで見るような派手な魔術や魔法は、この世界では見かけない。そのかわり、私たちが認識するこの世界(仮想宇宙)のほぼすべてのモノゴトの裏に、術式が隠れている。それは確かだ。

このことが理由で、術式の開発、魔術の実践、金や銀の錬成、そして時に術式の解体は、陰謀や謀略と似た工程をたどる。場合によっては、イコールであったりする。よって、裏の悪事が白日の下に晒されるとき、私たちも表に出てくる。ロジックはほとんど同じなのだ。

裏の悪事、この惑星を害する術式が解体される。それがひとつ。裏の仕事、私たちが堂々と職業を名乗りつつ、新たな術式を展開(デプロイ)していく。それがふたつ。

これが一部の魔女がいう、世界の再魔術化であり、私の言葉でいうと「新しい時代、最高の文明」ということになる。そのためには、力を取り戻し、科学やテクノロジーとの統合を果たさなければならない。

魔術師が堂々と魔術師を名乗る。錬金術師が「職業は錬金術師です」といえる。それがもたらす力は大きい。それは、天皇が「ワールドワイド・ミディアム」と名乗った場合を想像すれば判るはずだ。それでは誰もリスペクトしないので、力は出ない。

もちろん、現代の科学ばかりに頼っていても力は出ない。なぜなら科学は再現性を術式化(公式化)する必要があるので、どうしても速度の面で課題がある。そこで、統合である。

そんなわけで、これから錬金術師の実験をここに記録していきたい。

私は所謂達人ではないので、試行錯誤の記録となる。しかし、できるだけ古代の知識や伝統を現代のテクノロジーと統合していくよう心がけていくつもりだ。